引っ越しで、前の家から持ってきた『ローズマリーの鉢植え』。
最近元気がなくなり、少しずつ黄色い部分が出て、枯れてきました。
『根詰まり』を起こしているようですので、植え替えをしたいと思います。
目次
- ローズマリーが枯れてきた原因
- 春と秋がローズマリーの『植え替え時期』
- ローズマリーは日当たりのいい場所を好む
- ローズマリーは水はけがいい土に植える
- 初夏がローズマリーの『剪定時期』
- ローズマリーの剪定のやり方
- 今回使用した道具
1-ローズマリーが枯れてきた原因
最近、鉢植えの『ローズマリー』の元気がありません。
葉に黄色い部分が出てきて、少しずつ枯れてきているような気がします。
鉢の底を見てみたら、植木鉢の『底穴から根が出て』しまっています。
土もコチコチで、『根詰まり(ねづまり)』をおこしているようです。
こうなると、『植え替え』をしないといけません。
2-春と秋がローズマリーの『植え替え時期』
ローズマリーの植え替え時期は、『春と秋』です。
『寒い冬』と『暑い夏』、それから『梅雨』は避けます。
ちょうど春の暖かくなった時期ですので、植え替えをしたいと思います。
3-ローズマリーは日当たりのいい場所を好む
ローズマリーはとても丈夫で、初心者向けのハーブです。
我が家のローズマリーは『立性(たちせい)』という、上に伸びる品種で、けっこう大きめです。
『匍匐性(ほふくせい)』と言う、地をはうように伸びるローズマリーもあります。
湿気を嫌い、『風通し』と『日当たり』がいい場所を好むので、南側の庭に地植えをする事にしました。
4-ローズマリーは水はけがいい土に植える
ローズマリーは『水はけがいい』土を好みます。
定植する場所を掘り返して、腐葉土を混ぜ込みます。
その土に、緩効性肥料(かんこうせいひりょう)を混ぜます。
水やりの度に少しずつ、肥料成分が溶け出す肥料を『緩効性肥料(かんこうせいひりょう)』と言います。
この肥料は女性の『ひとにぎりが20グラム』ほどですので、8回分ほど混ぜました。
男性の場合は、半分の4つかみほどで大丈夫です。
ローズマリーは『あまり肥料を必要としませ』んので、通常の半分ほどを与えてみます。
後は様子を見て追肥します。
なるべく根を傷つけないように、植木鉢からはずします。
大きくなったローズマリーは、根の本数が少ないです。
根をあまりさわらないように、そっと植え付けます。
乾燥が好きな植物なので、深く植えないように注意します。
植え付け後、水をたっぷり与えました。
一週間から10日ほどは、気を付けて水やりをします。
地植えのローズマリーは、根付いたら、水やりは基本的に必要ありません。
鉢植えも乾燥ぎみに育てます。
5-初夏がローズマリーの『剪定時期』
植え替えの際は『根の負担を軽くするため』、枝を少し切って剪定します。
地上の枝と地下の根は比例するので、枝を少なくしてあげると、ローズマリーが早く元気になります。
植え替えをしない場合も『1年に1度』、暑い夏と梅雨になる前の『5月~6月』頃までに剪定をします。
たいていの場合は、鉢の植え替えと剪定を同時にします。
我が家のローズマリーは、下の方が固い木になっています。
これは木質化といって、この部分から新芽が出る事はほとんどありません。
また、ローズマリーは肥料(特に窒素)が多すぎると、花が咲きません。
6-ローズマリーの剪定のやり方
剪定をする枝は、昨年の古い枝です。
これには花が咲きません。
下の方の『葉の部分』を4~5センチほど残して切ります。
今年、花が咲き終わった、『花殻部分』プラス『少し余分』に切る感じです。
剪定によって、その切り口の少し下の部分から脇芽が出て、その『新しい枝』に秋の花が咲きます。
この時期に切らないと、秋の花は咲きません。
中心部分の『風通しが悪そうな場所』は、元から切り落とします。
上部からも見て、隙間が空くようにします。
下に落ちた『葉や茎』は、病気の元になるので、ていねいに片付けます。
すっきりしました。
剪定する事によって風通しがよくなり、ローズマリーが元気に梅雨や夏を越せます。
梅雨入りの準備ができました。
収穫したローズマリーは、『ハーブオイル』を作って、トーストに塗るとおいしいのでおすすめです。
その後、2年がたちました。
立派なローズマリーの木になりました。
ローズマリーは年数がたつと、だんだん樹勢が衰えてきます。
4~5年をめどに、挿し木などで更新をしておくと安心です。
→ローズマリーの育て方【初心者も簡単】ペットボトルの挿し木で増やす方法
→割り箸で初心者も簡単!観葉植物の根腐れしない『水やりの仕方』
7-今回使用した道具
- ゴム手袋→100均
- 腐葉土→ホームセンター
- マグァンプK→通販
- シャベル
- スコップ
- ジョーロ