築40年の『賃貸』一軒家に引っ越してきました。
トイレに『ウォシュレット』を、取り付けたいと思います。
でも、引っ越し先の家には『トイレにコンセントがありません』でした!
『賃貸』なので、電気工事はできません。
『天井の電球』から電源を取り、なんとかウォシュレットの取り付けができました。
目次
- 1-『コンセントが無いトイレ』にウォシュレットを取り付けたい
- 2- ウォシュレットの『メーカー種類』を合わせる
- 3- 便座の取り外し方
- 4- ウォシュレット本体の取り付け方
- 5- 水を止めてから作業をする
- 6- 給水管の取り外し方
- 7- 分岐金具の取り付け方
- 8- ウォシュレット電源オン!
- 9- 問題発生!
- 10-アースがない
- 11- 取り付けにかかった所用時間
- 今回使用した道具
1-『コンセントが無いトイレ』にウォシュレットを取り付けたい
引っ越し先の家には、トイレにコンセントがありません。
我が家は、夜中にトイレに行く高齢者が2人います。
内ひとりは障がい者ですので、ウォシュレットは必需品です。
電気といえば、天井の電球のみ。
他の部屋から延長コードで、、、なんて事も考えました。
しかし水まわりで危ないですし、築40年の古い物件のため、コンセントの数そのものが少ないんです。
ネットで色々調べた結果、こんな便利なモノがありました。
電球ソケット + コンセントソケット に『増設できるアダプター』です。
電球ソケットは、2つあるタイプです。
ひとつのタイプもあったのですが、後でハンドメイドのランプシェードを付けたかったので、左右対称の『シンメトリータイプ』にしました。
天井の電球をはずして、ソケットをつけてみました。
電球も問題なくつきますし、コンセントの増設もできました!
ソケットに付いているスイッチコードは、使用しないのでまとめておきます。
ソケットの説明書には、『125Vまで』との記載がありました。
ウォシュレットは瞬間湯沸式の温水便座ではなくて、便座部分に貯めて温めるタイプにしました。
電球も『LED電球の20W相当』に変えて、電気量を削減しました。
2-ウォシュレットの『メーカー種類』を合わせる
ウォシュレットは通販で購入しました。
購入にあたり、ウォシュレットの『メーカーと色』を、便器本体に合わせて選びました。
同じメーカーにすると、見た目がきれいに付きそうですし、色々と不具合も無いのではないかと考えました。
届いた商品の、箱の中はこんな感じです。
必要な部品は、全部そろっているそうです。
3-便座の取り外し方
まず便器本体の、便座とふたカバーをはずします。
便座カバーの『裏側の後ろの方』に、ネジがあります。
ナットをまわして取り外します。
タオルをかぶせて、ネジをまわします。
力を入れずに、わりあい簡単に外れました。
ナットが固くて動かない場合は、『専用の便座締め付け工具』を使ったほうがいいですね。
こちらが外した『便座とふたカバー』です。
これらは『退去時に必要』になりますので、ウォシュレットの箱に入れて、大切に保管することにします。
4-ウォシュレット本体の取り付け方
外したネジ穴に、ウォシュレットの付属品の『ベースプレート』を差し込みます。
ネジをしめて取り付けます。
このウォシュレットでは、プラスドライバーが必要でした。
次に『便座のサイズ』をメジャーで測ります。
説明書の指示通りに、ベースプレートの『メモリ位置を合わせて』、ネジをしっかり固定します。
この位置が、ウォシュレットの『前後の位置』を決めます。
正確に測りました。
上の写真ですと、上下にメモリが動きます。
『上方向は奥側』で、『下方向は手前側』に便座位置が合わせられます。
もし位置が合わなくても、後で修正は可能です。
『ベースプレート』の取り付けができました。
スポンッと穴に入れて、ネジをしめるだけで簡単です。
その部品に『手前から滑り込ませるように』、奥に向けてウォシュレットを押し込みます。
『カチッ』と音がして、取り付け完了です。
思ったより簡単でした。
同じメーカーだけあって、ぴったりフィットしました。
もしもガタつくようでしたら、きちんと取り付けられていません。
本体をもう一度外し、てネジをしめ直します。
5-水を止めてから作業をする
いよいよ水道側にとりかかります!
【重要】
まず、トイレタンク脇にある『止水栓をしめて水を止めます』。
これを忘れると、水浸しで大変な事になります。
こちらは昔の水道の蛇口みたいな『ハンドルタイプ』でしたので、手で回して水を止めました。
念のためにトイレの水を何回か流して、『止まっている事を確認』します。
さらに念のために家の外にある、『大元の水道栓』をしめておいた方が安心できます。
止水栓はマイナスドライバーやコインで回す、『ドライバー式』もよくあります。
その場合は、マイナスドライバーなどで回して閉めます。
6-給水管の取り外し方
次にレンチやペンチなどで、今ついている給水管を取り外します。
ホースの中にたまっている水が出ますので、下にぞうきんやバケツなどを置いておきます。
7-分岐金具の取り付け方
次に、向きを合わせて『分岐用の付属金具』を取り付けます。
『上側』が水道管から水が供給される場所。
『ふたまた』に分かれますので、一つはウォシュレットへ、もう一つは便器タンクへ給水されます。
丸いパッキンが付属されていますので、金具と金具の継ぎ目に挟んで取り付けます。
外した部分にもパッキンは既に付いていますが、水漏れ防止の為に新しいパッキンを付けました。
こんな感じの『ふたまた』になりました。
『今はずした便器タンク本体のホース』を、下側に取り付けます。
次にウォシュレット本体の給水ホースを、分岐水栓の脇側に取り付けます。
取り付けができました!
ちょっと力がいりますが、女性の私の力でも大丈夫でした。
水道管本体を壊さないように気をつけながら、モンキーレンチに体重をかけて思いっきりしめました。
水道の元栓を開けて、おそるおそる水を流してみました。
大丈夫!水漏れもしてなさそうです。
先が見えてきました!
8-ウォシュレット電源オン!
次にコンセントを入れて、通電してみます。
ウォシュレットのコードだけでは、天井まで長さが足りませんでした。
延長コードを足します。
延長コードの差し込み『コンセント部分』は、『動くタイプ』のスイングプラグのほうがいいです。(後半記載)
延長コード5メートル→当初3メートルの延長コードを取り付けたのですが、長さが足らずに後日、5メートルに付け替えてあります。
9-問題発生!
ここまできて大変な事が判明しました!
照明のスイッチを入れっぱなしにしないと、ウォシュレットが使えません。
そこで、、、ネットでこんなものを見つけました!
人感センサーアダプターです。
右側の『人感センサー』が、トイレのドアを開けると、『人を感知』して照明が自動で付きます。
さっそくソケットの下に取り付けてみます。
人感センサー部分を『手前』にします。
照明の点灯時間も好みで調節が可能です。
反応も良好です!
ここで延長コードの『スイングプラグ』が役に立ちました。
動かないタイプのプラグですと、引っかかって付きませんでした。
取り付けできました!
とりあえず、これでトイレが使用できます。
コードですが、後で格子窓を付けたいので、カバーを付けるのはそれからにします。
10-アースがない
コンセントは増設できました。
しかし、ウォシュレットの『アース』を差し込む場所がありません。
毎日使用する場所ですし、万が一の事も考えて対策をする事にします。
ベストセラーの漏電遮断機、『テンパールビリビリガード』です。
コンセントの差し込み口がふたつあります。
洗濯機にもいいかもしれませんね。
むか~し母親が、洗濯機でピリッときたのを目撃した事がありますので。
漏電があるかも分かりませんし、漏電遮断機が役に立つかも分かりません。
しかし、何もしないよりは、精神衛生上いいと思います。
→情報の修正
電気工事士の通りすがりさんにコメントを頂きました。
画像の大きめコンセントは『漏電遮断機』だそうです!
購入したビリビリガードは、キッチンの電化製品に使いたいと思います。
ありがとうございました(^_^)ノ
11-取り付けにかかった所用時間
ここまでの所要時間は、合計で約半日程度。
説明書を見ながら、試行錯誤をしながらでした。
私の本業はアパレルショップで服を売る事ですので、畑違いということでまずまずのタイムでしょう。
ちなみに、ウォシュレットを自分で取り付けられなかった((^。^;))方用の、お助け業者もいるそうです。
私も『もしも』の場合に備えて調べておきました。
→【賃貸をおしゃれに!】DIY取付したウォシュレットの配線をカバー
今回使用した道具
- パナソニック1号新国民ソケット:通販
- テンパールビリビリガード:通販
- ELPA センサー付ソケットアダプター:通販
- 延長コード5m:通販
- 便座締め付け工具(TOTOの場合あると便利)
- モンキーレンチ→ペンチより力を必要としません
- スケール
- プラスドライバー
- マイナスドライバー(止水栓がドライバー式の場合、コインでもOK)
- ぞうきん
- バケツ
- 軍手
- 水仕事用手袋(使い捨て可)
- 使用中のトイレの場合は古い歯ブラシ、使い捨て掃除シート、ゴミ袋などのお掃除道具
マジ、凄い
私は全く出来ないので心から尊敬します。
コメントありがとうございます(^_^)/
そんな風に言ってくださると
励みになります。
ペーパー電気工事士です。
余計なおせっかいかもしれませんが、ビリビリガードはいらないです。
漏電遮断器は、TOTOのゴツいプラグについています。
電気工事士の通りすがりさん
コメントありがとうございます!
いえいえ、教えて頂いてありがとうございますm(__)m
さすがTOTO漏電遮断機がついているんですね!
では別の場所で使えると思います。
ありがとうございました(^_^)ノ