引っ越し先に一緒に持ってきた『ブルーベリーの木』。
鉢植えのまま、ずっと庭に置いてありました。
春になって暖かくなったので、『地植え』に植え替えをしました。
しかし間違って『普通の土』に植えてしまい、『再度』植え替えをする事になってしまいました。
目次
- ブルーベリーの鉢の置き場所
- ブルーベリーの植え替え時期
- ブルーベリーは酸性土で育てる
- ブルーベリーの土のブレンド
- 元肥(もとごえ)を入れる方法
- ブルーベリーの水やりの仕方
- 肥料はいつ与える?
- ブルーベリーの収穫の方法
- 今回使用した道具
1-ブルーベリーの鉢の置き場所
引っ越し先に、鉢植えのまま、庭に置いておいたブルーベリーの木です。
このブルーベリーの木は、引っ越しのお餞別で、親の友人から2本いただいた物です。
母の話では
◆日当たりがいい場所に置いてください→○
◆庭があるなら地植えしてください→△
◆土は何でもいいです→X
と、言われたそうです。
引っ越し作業で忙しく、春になるまで、庭の南側に置いておきました。
ブルーベリーの木は、日なたを好みます。
春、やっと暖かくなりましたので、庭の南側に『地植え』をしました。
◆追記
後日、直接ご指導して頂きましたが、ブルーベリーの土なら何のメーカーでもいいとの事。
母は植物にまったく興味が無いので、適当に聞いていたか、記憶違いですね(^_^;)
ちなみに実を付けるには『同じ系統の別品種』が必要だそうで、そのために2本くださったそうです。
◆日当たりがいい場所に置いてください→○
→ブルーベリーは日当たりの良い場所で育てます。
◆庭があるなら地植えしてください。→△
→ブルーベリーは低木なので、鉢植えでも、地植えでも大丈夫です。
◆土は何でもいいです→X
→ブルーベリーは酸性の土に植えます。
2-ブルーベリーの植え替え時期
植え替えた後で、とんでもない間違えをしていた事に気が付きました。
ブルーベリーの植え替え時期は『涼しくなった秋から、暖かくなる前の早春』だそうです。
間違って、4月に植え替えをしてしまいました。
植え替えをする際、なるべく根を痛めないように、そっと植木鉢から外して、根鉢を崩さないように土に入れ込みました。
しかし、少し花もついていたのに植え替え後、片方の株の花がほとんど落ちてしまいました。
『植え替えたのがいけなかった』のだろうと思っていました。
しかし、よくよく調べてみると、普通の土ではダメな事が判明しました。
ブルーベリーは『酸性の土』でないと、育たないそうです。
前回の植え替えで、私が株の周りに入れた土は『普通の花や野菜用の培養土』です。
しかもよかれと思い、土壌改良効果があるという、アルカリ性の炭もたくさん入れました。
このままではいけませんので、今からでも土を入れ替えたいと思います。
追記
ブルーベリーは落葉樹です。
関東の暖地では、秋~早春の『葉の無い時期』が、植え替えに適しています。
また植え替え適期であれば、茶色く痛んだ根は切っても大丈夫です。
3-ブルーベリーは酸性土で育てる
周りに入れ込んだ土を、なるべく根を傷めないように取り除きました。
植え替えから1ヶ月ほどたっていましたが、ブルーベリーの根は『植木鉢の形のまま』伸びていないようでした。
土がお気に召さなかったのでしょう。
迷いましたが、やはり土を入れ替える事にして、良かったと思います。
4-ブルーベリーの土のブレンド
今回、『ピートモス』という『酸性の土』を購入したのですが、ブレンドが必要なようです。
裏側の説明書通りに
◆ピートモス2割
◆赤玉土2割
◆鹿沼土4割
◆腐葉土2割
の割合でブレンドしました。
袋から出して混ぜていきます。
本当は2週間ほど土を寝かせた方がいいのでしょうが、急ぎますのでこのまま使用する事にします。
5-元肥(もとごえ)を入れる方法
ブレンドした土に肥料を入れます。
すぐに使える緩効性肥料を入れました。
水やりの度に少しずつ、肥料成分が溶け出す肥料を『緩効性肥料(かんこうせいひりょう)』と言います。
粒の大きさは、効き目が続く期間の長さです。
植え付けの時に混ぜる肥料を『元肥(もとひ・もとごえ)』と言います。
緩効性肥料は『肥料焼け』と言って、根が傷む状態がおきにくいので、『初心者にも使いやすい肥料』です。
量は花壇の場合は『1メートル X 1メートルの四角の面積』で250グラムほどです。
一般的に男性の場合のひとにぎりが35グラム、女性の場合はひとにぎり20グラムです。
ブルーベリーは深く植え付けるのは嫌うので、土をやや盛り上げぎみに植え付けました。
全体の土をならします。
最後にたっぷりと水やりをしました。
追記
→ブルーベリーの土は、品種によってやや違います。
寒い地方でも育てられる『ハイブッシュ』は、ピートモスが多めです。
今回我が家に来たブルーベリーは、実が赤くなる『ラビットアイ』と言う種類です。
ラビットアイは樹勢が強く、ハイブッシュよりは耐寒性が弱い種類です。
ラビットアイは関東などの暖地では、問題なく冬越しができます。
日本の雨は酸性です。
その為、土も酸性土である事が多いです。
普通の庭土でも、ラビットアイならば育たない事は無いようです。
通常、庭土が悪い状態ですと、今回のように土を入れ替えた方がよく育ちます。
畑のような土でしたら、庭土1: ピートモス(無調整)1 で混ぜ合わせ、そこにブルーベリーを移植します。
掘り返した土にピートモスを混ぜて、ドロドロになる位、水道水を入れます。
そこにブルーベリーの木を浅めに植えて、支柱をななめに立てて定植します。
鉢植えの場合は、ブルーベリー用の土を使用するか、野菜用の土1:ピートモス(未調整)1で混ぜます。
最初にブレンドした土も間違いではありません。
◆ピートモス2割→酸性
◆赤玉土2割
◆鹿沼土4割→酸性
◆腐葉土2割
半分ほど酸性土でブレンドしてあります。
ピートモスは高価な土なので、鹿沼土を少し混ぜる方法もあります。
6-ブルーベリーの水やりの仕方
ブルーベリーの『水やり』は、春の暖かくなった時期から秋までの『成長期』は多めに、寒い時期は乾かしぎみに水やりをします。
そしてピートモスの注意点として、『完全に乾燥するとコチコチになって』しまい、復活が難しいという点があります。
『地植え』は基本的に『真夏以外の水やり』はあまり必要無いそうです。
しかし乾燥が続いた時などは、注意が必要ですね。
水やりは『地植え』や『鉢植え』の違い、そして地植えでも土地の『水はけ』によっても変わってきます。
我が家の庭は『ブロック塀』に囲まれていて、その中に『植木鉢状態』で土が入っています。
土の高さが『周囲より高く』なっていて、水はけがいい状態です。
通常の地植えと違って
◆真夏は毎朝
◆春と秋は2~3日おき
◆冬は10日おき
程度に、たっぷりと水やりが必要でした。
一般的な条件を鵜呑みにせず、土の状態とブルーベリーの様子をよく見て『水やり』をする必要があると思います。
水やりには『土の中の酸素を入れ替える』という役割もあります。
水やりをする時は『たっぷり』と水を与え、表面だけの水やりにならないように注意します。
しっかりと雨が降った日は、水やり1回にカウントします。
追記
→『植木鉢』の水やりは、新芽が芽吹いた春~梅雨明けまでは『毎朝』。
真夏は『毎日、朝晩』。
冬は一週間おき位に与えています。
7-肥料はいつ与える?
ブルーベリーの実が大きくなってきました。
肥料は、『3月』と『5月』そして『収穫後の8月末』に与えます。
◆3月は新芽を伸ばす為
◆5月は実を大きくする為
◆8月下旬は来年の為の追肥です。
今回は植え替えの時に元肥を入れたので、ブルーベリーの様子を見て、実が大きくなってから肥料を与えました。
肥料は土の表面部分に、株元からやや離してあげます。
植物は伸びている根の先から肥料を吸収します。
肥料を与えると実が甘くなります。
追記
→肥料は規定量を、ブルーベリーの育ちのスピードを見ながら『少しずつ、マメに』与えます。
『いっぺんにまとめて』与えると、害虫を呼んでしまったりして良い事はありません。
8-ブルーベリーの収穫の方法
ブルーベリーの実は、いっぺんには収穫できません。
画像のように、ブルーベリーの『実が付いている茎』まで、色が変わってから、ひとつずつ収穫します。
色が変わっていても、茎が緑の物はまだ未熟です。
この状態で収穫してしまうと、追熟しないので甘くなりません。
収穫したブルーベリーは冷やしてから食べます。
ヨーグルトに入れたり、ジャムを作ってもおいしいです。
再追記
→あれから3年がたちました。
『冬剪定』の枝を使って、『挿し木』をしました。
挿し木苗を1年育てて、鉢上げをするまでの、栽培記録です。
↓
ブルーベリー【ペットボトルで挿し木】成長記録→実はいつからなる?
→【シャクナゲの育て方】が分からない!超初心者が花殻つみをやってみました
今回使用した道具
- ブルーベリーの土(ピートモス2・赤玉土2・鹿沼土4・腐葉土2)→ホームセンター
- 緩効性肥料・マグァンプK中粒→通販
- ブルーベリーの肥料→ホームセンター
- スコップ
- シャベル
- ジョーロ