庭に植えた『スーパーきゅうり』の葉を、穴だらけにするウリハムシ。
アブラムシやコナジラミ、ウリハムシなど『昼行性の害虫』は、全般的に黄色が好きとの事なので、『黄色のトラップ』を作ってみました。
!要注意!
→このページには『昆虫』や『蛾』が表示されます。
『虫が嫌いな方』は、『ご覧にならないよう』に、ご注意ください。
目次
1-きゅうりの天敵
庭に『スーパーきゅうり』を植えました。
初心者の野菜作りですが、がんばって育ってくれています。
でも、葉っぱの食害がひどいです。
犯人のウリハムシです。
毎朝水やりの前に、粘着テープで、コツコツ捕獲しています。
でも私は、日中は仕事に行ってしまうので、ウリハムシにとっては天国です。
何とかしたいと思い、色々調べてみました。
2-害虫は黄色が好き
ウリハムシは、黄色が好きな昆虫らしいです。
そういえば、きゅうりの黄色の花にも、よくとまっています。
ウリハムシは、花も食べてしまいます。
観葉植物の花も食べるそうです。
せっかく咲いた花が、何に食べられたか分からない場合は、疑ってみるべきです。
放っておくと卵を産んで、根っこも食べられます。
食害された葉っばです。
その葉のフシについた、スーパーきゅうりの実(下)は、後からなった実(上)に比べても成長が遅れています。
食害の影響と思われます。
黄色のトラップを探す事にしました。
3-100均の粘着シート
100均の、ハエ取り用の粘着シートです。
中身はこんな感じで、穴のあいた粘着シートと、穴に通すタグファスナー、両面テープがセットで入っています。
中は鮮やかな黄色です。
4-トラップ自作
この『ハエ取り紙』を使って、おしゃれなトラップを作ってみます。
まず、紙をだいたい3等分にカットします。
幅の3分の2に、広めの切り込みを入れます。
幅はマスメがありますので、その半分くらいです。
カットしたら、粘着面を外側に折り曲げておきます。
保護シートをはがします。
きゅうりの肥料に使用した、ペットボトル用水差しキャップの棒です。
余っていますので使用します。
これは割り箸でも、園芸支柱の小さい物でもいいと思います。
ななめに巻きつけていきます。
テープなどで、ぐるぐるとめます。
粘着シートの花ができました。
作った粘着花を、きゅうりの園芸支柱に、ガーデンクリップでとめます。
ウリハムシの気持ちになって、飛んできて止まりやすい位置にしました。
葉っぱが目立つ、中央あたりにいる事が多いです。
結果は、、、
数日観察して、やっと一匹捕獲。
でもよく観察していると、粘着シートの上をゆっくり移動して、粘着シートの端の、粘着が無い面までなんとか移動し、逃れて飛び立っていきました。
昆虫のサイズにもよるのでしょうが、こちらはハエ用。
ハエは薄羽が露出しているので、捕獲可能だと思いますが、ウリハムシはカブトムシのように羽がつるっとしたカバーに格納されています。
細かい羽虫はたくさん捕獲できましたので、アブラムシなどには有効だと思います。
5-地面にトラップ
ある程度の面積があれば、大丈夫かもしれませんので、方法を変えてみます。
粘着面を表面にして、半分に折り曲げます。
割り箸を使用します。
割り箸を割らずに、粘着シートをはさみます。
土部分にさしてみました。
この面積ではどうでしょう?
2枚設置しました。
結果は、、、
ウリハムシより巨大な蛾が、貼り付いています。
裏面にハエと、たくさんの小さな羽虫が捕獲されています。
場所はきゅうりの真下の方が、よく取れました。
こちらもハエやアブラムシのように、薄羽がある虫には有効のようです。
6-黄色のバケツ
黄色のバケツを試してみます。
ネットでよく見かけるので、気になっていました。
バケツに3分の1くらい水を入れます。
粘着シートの時もそうでしたが、あまりたくさん水を入れると、入り口まで登って、逃げられる確率が高くなるような気がします。
それに乳酸飲料かお酢を、大さじ数杯入れます。
ヨーグルトでもいいそうです。
ここに油を入れます。
油を入れる事によって、捕獲された昆虫が呼吸ができなくなるそうです。
油の代わりに、キッチンの中性洗剤でも大丈夫です。
今回はキッチンにあった、食用油と米酢を入れてみます。
粘着シートもきゅうりの脇よりも、真下の方が捕獲できていたので、同じような場所に置いてみます。
結果は、、、
昆虫が数匹います。
何か細かい羽虫もいます。
数日後はけっこう数が増えていました。(あまりに不気味ですので画像は載せません)
7-粘着シート追加
バケツは良さそうでしたが、粘着シートも改善して追加してみます。
粘着シートに印刷されている、マスメの幅で切り込みを入れます。
前回の倍の幅です。
穴が開いていない方に切り込みを入れます。
支柱につるす為の穴です。
付属のタグファスナーで、スーパーきゅうりの支柱に付けてみました。
ただの紙よりは、見た目がいい気がします。
結果は、、、
また蛾とハエと、細かい羽虫が捕獲されていました。
今回は根気よく、粘着テープで捕獲していましたので、黄色のバケツの中にウリハムシは確認できませんでした。
でも、うす羽を格納する、ウリハムシタイプの昆虫も捕獲できていましたので、黄色のバケツは有効のようです。
黄色のバケツも、黄色の粘着シートも、それぞれ一長一短ですので、両方設置すれば効果がありそうです。
できそうならば、朝一の水やり前の粘着テープでの捕獲がおすすめです。
ただし、気温の低い朝はウリハムシは少ないです。
たぶん、私が仕事に行ったあと、気温が上がってからいらっしゃるんでしょう。
今回使用した道具
- 黄色の粘着シート→100均強力ハエ用粘着シート
- 割り箸や園芸支柱のような棒
- 割り箸
- 黄色のバケツ→100均
- ガーデンクリップ→100均
- 食酢(乳酸飲料やヨーグルトでも)
- 食用油
- セロテープ
- ハサミ