初夏、種取り用に残した『ビオラ』に毛虫がいました。
黒に赤っぽいオレンジの線が入った、目立つ幼虫です。
毒虫かと思いあわてましたが、『ツマグロヒョウモン』という、毒の無い蝶の幼虫のようです。
刺さないと分かりそのままにしておいたら、『さなぎ』になりました。
元々は『南国の蝶』ですが、『温暖化』の影響で、関東の我が家にも、普通に住むようになったようです。
!要注意!
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『虫が嫌いな方』は、『ご覧にならないよう』に、ご注意ください。
目次
1-ビオラに黒とオレンジの毛虫
種取り用のビオラに、『毛虫』を発見しました。
黒にオレンジのラインが入った毛虫です。
いかにも『毒』があるような、目立つ色をしています。
調べたところ『ツマグロヒョウモン』という、蝶の幼虫のようです。
ハデな色は毒虫の『擬態(ぎたい)』です。
『毒があるふり』をして、身を守っているようです。
ツマグロヒョウモンは毒が無く、刺さない幼虫でした。
迷ったのですが、毒が無いようなので、そのまま様子を見る事にしました。
2-ツマグロヒョウモンの金属質な『さなぎ』
しばらくたったある日、ツマグロヒョウモンの幼虫が、葉の陰でじっと動かなくなっていました。
次の日、見に行ってみると、『さなぎ』になっていました。
ツマグロヒョウモンのさなぎには、下の方に『金属質』に見える、『キラキラ光る突起物』が付いていました。
外敵への威嚇用でしょうか?
その後、さなぎの『抜け殻』が確認できましたので、無事に羽化できたようです。
3-ツマグロヒョウモンがふたたび産卵
しばらくたったある日、ツマグロヒョウモンのメスが、ビオラに産卵に来ていました。
産卵に夢中で、人が近寄っても気が付きません。
先日のツマグロヒョウモンの、子どもでしょうか?
その後、3匹の幼虫が確認できました。
この子たちも、同じく『さなぎ』になりました。
今回も残念ながら、羽化の様子は見られませんでした。
さなぎの抜け殻は、2つ確認できました。
3匹の幼虫のうち、成長の遅かった1匹は、さなぎになる前に台風にみまわれました。
雨で流されてしまったのか?
どこかに非難したのか?
確認はできませんでした。
自然の事なので、仕方がありません。
4-ツマグロヒョウモンの産卵時期
ツマグロヒョウモンは、同じ時期に一斉に産卵するのではなく、夏の間に度々産卵するようです。
大食漢の彼らは、ビオラの葉だけでなく、花も食べます。
種が取れるかどうか、分からないほど、食べられてしまいました。
来年は種とり用のビオラを、色ごとに一鉢ずつではなく、少し多めに残しておく事にします。
何かが違う気がするのですが。。。(^_^;)