お料理のトッピングにあると、オシャレな『三つ葉』。
新鮮な『取りたて』の葉が香りがいいです。
プランターで三つ葉の『種まき』をしました。
三つ葉は寒くなると地上部分が枯れて、また春に新芽を出す『多年草』です。
目次
1- 種まきの仕方
『三つ葉』の種まきをしてみます。
発芽しやすいように、種は前日に一晩水につけておきました。
種まきは過ごしやすい気温の『春と秋』にできます。
発芽温度は20度くらいです。
今回は春に種まきをしました。
プランターに直まきが楽ですが、寒の戻りが長引いていたので、種まき用の『セルボックス』にまいてみました。
発芽するまで室内で管理します。
セルボックスは、種まき用のセルトレイの大きいサイズです。
底にカッターで十文字に切れ目を入れた、『卵パック』でも代用ができます。
土は今回は『バーミキュライト』を使います。
種まきには、カビ防止の為にバーミキュライトのように『肥料のない土』がおすすめです。
トレーの上にセルボックスを置いて、土を入れます。
土はあらかじめ、たっぷりの水で湿らせておきます。
そこに種をまきます。
土が底穴から流れ出てしまうので、セルボックスを持ち上げないように気をつけます。
土は水やりを繰り返すうちに、だんだん固まってきます。
小さい種なので、片寄らないようにパラパラとまきます。
霧吹きスプレーで水やりをして、発芽まで乾かさないように注意します。
三つ葉の種は好光性なので、土はかけません。
発芽する為に光が必要な種を『好光性種子(こうこうせいしゅし)』と言います。
発芽するまで直射日光の当たらない、明るい場所に置きます。
気温が暖かければ、直接プランターにまいた方が簡単です。
その場合は土は、野菜用の土を使います。
2- 水やりの仕方
種まきから2週間がたち、発芽しました。
発芽したら、すぐに日光にあてます。
少し気温が低い状態でしたが、丈夫に育てる為に屋外に出しました。
日なたに置いて、毎朝ジョーロでざっと水やりをします。
小さい芽は水切れに弱いので、水やりを忘れないようにします。
ただし、トレーの水は捨てて、加湿しすぎないように注意します。
夕方まで土が湿ったままですと、徒長してしまいます。
『徒長(とちょう)』とは、茎が『細く』『長く』なってしまう事です。
徒長した苗は、頭でっかちで倒れやすく、病気になりやすいです。
発芽から一週間がたちました。
寒の戻りで寒いため、わずかに育った程度です。
発芽から2週間めです。
本葉が出てきました。
発芽して最初に開く2枚の葉を『双葉(ふたば)』と言います。
双葉の次に出てくる葉が『本葉(ほんば)』です。
3- プランターに植え替える方法
発芽から1ヶ月半がたちました。
だいぶ大きく育っています。
そろそろ鉢上げをしたいと思います。
初めて植木鉢に植える事を『鉢上げ(はちあげ)』と言います。
プランターに鉢底石を入れます。
鉢底石は後々の管理がしやすいように、ネットに入れてあります。
みかんや玉ねぎが入っているネットと同じ物です。
排水口ネットなどでも大丈夫です。
プランターに土を半分ほど入れます。
土は野菜用の培養土を使いました。
三つ葉の苗を逆さまにして、セルボックスから抜きます。
プランターに均等に並べて、脇から土を入れました。
三つ葉は根が弱いので、なるべく根を崩さないように気をつけます。
周りの土部分を、手のひらで上から押さえて安定させます。
その後、たっぷり水やりをしました。
たっぷりの基準は『植木鉢の底から水が出てくる』までです。
もともと水辺の植物の三つ葉は、乾燥に弱いので水やりは忘れないようにします。
暑さにも比較的強いですが、真夏は『日中の日光』と『西日』の当たらない半日陰に移動します。
4- 肥料の与え方
鉢上げから10日後。
だいぶ大きくなってきました。
草丈は10センチくらいです。
やがて草丈が20センチを超えました。
だいたい割りばしの長さほどで収穫ができます。
種まきをしてから2ヶ月がたっていました。
株元の茎を5センチほど残して収穫すると、また再生します。
収穫をしたら追肥をしておきます。
緩効性肥料を株元にばらまいて、少し土と混ぜておきます。
水やりのたびに少しずつ溶ける肥料を『緩効性肥料(かんこうせいひりょう)』と言います。
肥料は迷ったら少なめに与えます。
後から追肥をするのは簡単ですが、肥料を除去するのは困難だからです。
水やり代わりに、野菜用の液体肥料を与えても大丈夫です。
肥料は少しずつ、こまめに与えます。
5-『多年草』三つ葉の冬越しの方法
三つ葉は多年草です。
冬に地上部分が枯れたとしても、春にまた芽を出します。
寒い冬は暖かい日なたに置きます。
しかし株が古くなると葉が固くなり、香りも弱くなってしまいます。
株が古くなったら種をとって、種まきをした方がおいしい三つ葉が食べられます。
→新鮮バジルがいつも食べられる!プランターでの育て方種まき栽培記録
今回使用した道具
- 三つ葉の種:通販
- マグァンプK:通販
- ネット:通販
- 霧吹きスプレー:通販
- 野菜用の培養土:ホームセンター
- セルボックス:ホームセンター
- プランター:ホームセンター
- バーミキュライト:100均
- トレー:100均のシューズボックスのふた
- 鉢底石:100均
- ハサミ
- ジョーロ
- シャベル