築40年の『賃貸一軒家』に引っ越してきました。
和室の畳に『クッションフロア』を敷いて、『洋風』にします。
『ジョイントマット』と『クッションフロア』を組み合わせる事によって、『冬に寒い』『畳の部屋』が、劇的に暖かくなりました。
目次
- 1- 和室の畳を洋風にする方法
- 2- クッションフロアの取り付け方
- 3- 強力テープで繋ぐ方法
- 4- 隅(スミ)と角のカットの仕方
- 5- 柱部分のカットの仕方
- 6- 出入口の固定方法
- 7- 失敗の原因
- 8- カーペットの撤去
- 9- ジョイントマットに固定する
- 10- 凹凸の修正方法
- 11- 固定に成功!
- 12- 畳の防寒効果
- 13- 継ぎ目の処理の仕方
- 今回使用した道具
1-和室の畳を洋風にする方法
我が家には、高齢の障がい者がいます。
介護の為、すぐに拭き掃除ができる場所に、ベッドを置く必要があります。
畳の部屋に、間に合わせでカーペットを敷いてある状態です。
古い日本家屋の為、カーペットを敷いても寒いです。
畳をふき掃除ができる、床風にしたかったのもあります。
さらに少しでも暖かくしようと思い、カーペットの上に『クッションフロア』を敷くことにしました。
用意したのは床の上などをリメイクする、『クッションフロア』です。
ヘリンボーン柄をセレクトしました。
かさばるので通販での購入です。
2-クッションフロアの取り付け方
クッションフロアは、『面積の広い部分』から敷き始めます。
全体に敷くには幅が足りませんので、木目を合わせてジョイント(結合)します。
木目の向きに気を付けながら、ジョイントしたい部分を、ハサミやカッターでカットします。
つなぎ目の中央を、曲がらないように、垂直に切るのがコツです。
追記
→つなぎ目はギザギザではなく、まっすぐなまま繋げる方が『簡単』ですし『丈夫』です。
これは設置後に気がついたので、今回のクッションフロアの寿命がきたら、次回からそうしてみます。
3-強力テープで繋ぐ方法
カットした部分を合わせて置いて、『片方だけ』そっとめくります。
もう片方の裏に強力なテープを、半分出る様にはります。
めくった部分を『そっと置くように』元に戻して、クッションフロアを繋ぎ合わせます。
今回はアルミテープを使用しました。
ホームセンターで購入した、厚地の物です。
つないだ『継ぎ目』部分は『クッションフロア用の充填剤』で埋めて防水したほうがいいのでしょうが、とりあえずこのまま使用してみる事にしました。
4-隅(スミ)と角のカットの仕方
全て繋ぎ合わせて『全体をおおうサイズにしてから』、スミや角をカットします。
スミ部分は、いったん大きめにカットしておきます。
『余裕をもってカット』し、『後で微調整』する方が安心です。
地ベラなどでスミ部分の表面にあとを付け、ハサミで切り落とします。
下に何かを敷いたとしても『畳などを切ってしまう』恐れがありますので
・手持ちの曲尺(かねじゃく)などで、あとをしっかり付け
・曲尺を当てながら、カッターでクッションフロアの表面だけを切り
(下まで抜けないように切り→あとだけ付ける)
・いったんクッションフロアをめくってから、ハサミで切り落とします
柱の角などの、凹凸のある部分の切り方です。
・厚紙やクッションフロアの切れ端などを、角に合わせて敷きつめます
・敷きつめた切れ端に両面テープをつけます
・めくっておいたクッションフロアをそっとのせます。
上から軽く押さえて、再びクッションフロアをめくると、その切れ端がくっついてきます。
切る部分が分かりますので、ハサミでカットします。
カットをしたら、両面テープで木の部分に固定します。
裏残りしづらい両面テープで固定しました。
5-柱部分のカットの仕方
柱の『出っ張り部分』のカットの仕方です。
柱の幅に合わせて、いったん『切れめ』を入れます。
同じように、曲尺などであとをつけてカットします。
6-出入口の固定方法
出入り口の端も『裏残りしづらい両面テープ』で、敷居の木の部分に固定します。
両面テープの粘着力が安定するまでの数日間、養生テープでとめておきます。
ドアを閉めて、『ドアまでめいっぱい』でカットしました。
出来上がりました。
7-失敗の原因
出来上がった!と喜んだ次の日、、、
カーペットの上に敷いた為、クッションフロアが寄ってしまいました!
床の上につけたわけではありませんので、ある程度のシワは想定していました。
しかし端の両面テープと養生テープも引っ張られて、すべて取れてしまいました。
クッションフロアの上を人が歩く時、その方向に圧力がかかります。
カーペットの毛並みの立ち上がりが、その圧力をさらに増幅するのが原因のようです。
さらにクッションフロアを固定しているのが『まわり部分だけ』というのも、固定力が弱い原因です。
やり直しです。
気を取り直して再施工します!
8-カーペットの撤去
まず、寄ってしまった原因の『カーペット』を撤去します。
カーペットは撤去できました。
しかし我が家は『賃貸』ですので、クッションフロアを『畳に直接はり付ける』事はできません。
人が上を歩きますので『まわりだけの固定』では、同じような状況になる事が予想できます。
全体に、ある程度の面積を固定する必要があります。
9-ジョイントマットに固定する
考えた末『クッションフロアと畳の間』に、『ジョイントマット』を敷く事にしました。
畳の上にジョイントマットを敷きつめます。
スミはカッターでぴったりカットします。
すき間なく敷く事によって、ジョイントマット自体が寄らないようにしました。
このジョイントマットを床代わりにして、クッションフロアを固定します。
10-凹凸の修正方法
元々こちらの畳は、やや沈み込んだ場所があり、状態があまりよくありません。
凹凸の修正も兼ねて、100均の『滑り止めシート』を、へこんでいるジョイントマットの下に入れていきます。
2~3枚重ねている場所もあります。
11-固定に成功!
ジョイントマットの接合部分を、ずれてこないように養生テープで固定します。
養生テープの上に、さらに両面テープをつけていきます。
ジョイントマットとクッションフロアを、全体的に両面テープで固定します。
両面テープの剥離紙をはがす前に、『ジョイントマットの上にクッションフロアを、位置を合わせて』いったん敷きます。
そして、半分くらいをそっとめくります。
めくった部分の、両面テープの剥離紙をはがします。
ずれないように押し付けながら、少しずつクッションフロアを戻します。
反対側も同じようにはります。
できあがりです。
折り目あとが取れていない場所もありますが、10日ほどでだいぶ伸びました。
しばらくたっていますが大丈夫なようです。
12-畳の防寒効果
ヘリンボーン柄は気に入っています。
ただ柄合わせに余分な面積が必要です。
経済的には『斜め柄のヘリンボーン』ではなく、『正目の木目』のほうがお安くあがるようです。
またジョイントマットには、うれしい想定外がありました。
カーペットの上に敷いた時よりも、かなり暖かいです。
ジョイントマットが『断熱材代わり』になっているようです。
クッション性もあって足が楽です。
これはうれしい誤算でした!
13-継ぎ目の処理の仕方
数ヶ月たちました。
クッションフロアの『継ぎ目』部分が、めくれています。
やはり充填剤が必要なようです。
【追記】
→継ぎ目部分の補強をしました。
はがれた部分をめくって、接着剤を入れてみます。
はみ出た部分は、綿棒で補修します。
上に雑誌などで重しをして、一晩おきました。
時々、補修は必要ですが、使用に耐える状態です。
→引っ越し先の【旧型シーリングライトソケット】に照明器具がつかない
今回使用した道具
- クッションフロア: シンコール クッションフロア ヘリンボーン ブラウン E-3053 ウッド 有効巾:182cm 板マッチ:縦91cm 横91cm 板巾:5.8cm パターン:ステップ柄 厚み:1.8mm 機能:抗菌 防カビ さらっと加工→通販
- 接着剤→100均
- 綿棒→100均
- ジョイントマット→100均&ホームセンター
- 両面テープ:ニトムズ はがせる両面テープ 強力固定用→通販
- 木製部分以外の両面テープ: ニトムズクッションフロア用両面テープ&スコッチ3M→通販
- 養生テープ:ジョイントマットとクッションフロアの間→ホームセンター
- 養生テープ(簡易固定用)→100均
- キッチン用アルミテープ(厚地)→ホームセンター
- 滑り止めシート→100均
- シームシーラー→通販
- 接着剤→セメダイン木工用速乾
- 曲尺(かねじゃく)別名さしがね、新たに購入するなら地ベラか、金属製の定規
- はさみ
- カッター
- 麺棒