バラの植木鉢が『コガネムシ』の被害にあいました。
不織布で『マルチング』はしていたのですが、株元に開けた穴に産卵されたようです。
『マルチング材』を色々と試してみましたが、今回は『瓦チップ』でマルチングをしてみました。
瓦チップは、家庭菜園の『キュウリ』で、効果があった方法です。
瓦チップは『廃瓦』を再利用した、『エコ』な『リサイクル品』です。
!要注意!
→このページには『昆虫』や『イモムシ』が表示されます。
『虫が嫌いな方』は、『ご覧にならないよう』に、ご注意ください。
目次
1- コガネムシ対策
コガネムシの成虫です。
成虫は葉を食べ、幼虫は根っこを食べます。
繁殖力が強く、我が家でも『バラ』『ブルーベリー』『ショウガ』『ユリ』『梅』などの鉢植えが、被害にあっています。
特に『幼虫』は、土の中にいるので分かりづらく、とてもやっかいです。
幼虫は『カブトムシの幼虫を小さくした』ような見た目です。
『一年中』土の中で、白根を食害します。
まるまる太ると、人の人差し指ほどに成長します。
コガネムシの対策は、『成虫に卵を産ませない』ようにするのが効果的です。
コガネムシの成虫は、植物の『株元の土の中』に、白い小さな卵を産卵します。
小さな植木鉢の中で、何十匹もの幼虫が食害をすると、枯れてしまう事も多いです。
つい先日も、プランターの『ユリ根』が食べつくされ、全滅しかけました。
同時期に、バラの植木鉢を植え替えたら、やはりコガネムシの幼虫が出てきました。
白い根がすべて無くなり、無残な状態でした。
マルチングはしていましたが、不十分だったようです。
2- 『不織布の防草シート』でマルチング
植物の株元を何かでおおって、『水やりの土の跳ね返り』や『雑草』を防いだりする事を『マルチング』と言います。
バラのマルチングは、通気性と通水性のある『不織布(ふしょくふ)』で行っていました。
不織布の防草シートです。
サイズの合う植木鉢などで、型を取ります。
ハサミで丸くカットします。
ちなみに既に『丸く仕上がった製品』も販売されています。
切り取った不織布を植木鉢に合わせ、株元まで切れ目を入れます。
1センチほど余分に切れ目をいれました。
次に十文字になるように、株元に合わせて、横にも切れ目を入れました。
先日のバラ鉢の被害は、この『わずかな切れ目』に産卵したものと思われます。
バラの植木鉢のうち、被害にあったのはひと株だけなので、効果が無いわけではないようです。
防草シートですので、雑草の防止効果もありました。
3- エコなリサイクル品『瓦チップ』
ホームセンターで購入した『瓦チップ』です。
こちらをマルチングに、使用したいと思います。
この瓦チップは、庭の雑草対策などでも使用しています。
瓦チップは『廃瓦』を砕いて、リサイクルしたものです。
砂利代わりにすると、音がするので『防犯効果』もあります。
マルチングにするのは、ホームセンターなどに売っている、角を落としてある瓦チップがおすすめです。
栄養分が無いセラミックなので、使用後は鉢底石などにも再利用ができます。
バラは『水やりの時』に土の状態を確認しますが、『瓦チップを寄せて』、『不織布を持ち上げる』だけで大丈夫です。
不織布を敷いておくと、元に戻すのも簡単でした。
表面がゴツゴツしていますので、コガネムシの『産卵防止効果』が期待できます。
実は瓦チップのマルチングは、家庭菜園の『キュウリ』を育てる時にも使用していました。
4株を育てましたが、今のところ、キュウリはコガネムシの被害にあっていません。
すぐ隣でショウガを育てましたが、こちらは瓦チップのマルチングをしていなかった為か、ひと株がコガネムシの被害にあっています。
色も明るめで、気に入っています。
◆瓦チップのマルチング効果の結果◆
↓
バラなどのマルチングに使った、瓦チップの結果です。
コガネムシの被害も、今のところなく、おおむね効果がありそうです。
問題があるとすれば、『コケ』が生えてしまう事ですね。
雑草防止のみで使う場合と違って、植木鉢は『肥料』を入れる為だと思われます。
定期的な交換が必要なので、地域によっては、廃棄が問題になってくると思います。
今のところ、瓦チップを使っている場所もありますが、バラの鉢植えは、別のマルチング材を使っています。
『杉の皮』を材料にした、マルチング材です。
抗菌効果があって長持ちするので、気に入っています。
他にはバークチップなども、バラには試した事がないので、今度チャレンジしてみたいです。
ちなみに、室内のマルチング材は、ヤシの木の『ココヤシファイバー』がお気に入りです(*^_^*)
今回使用した道具
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- 不織布の防草シート→通販
- 瓦チップ→ホームセンター
- 杉の皮クリプトマルチ→通販
- ココヤシファイバー→通販
- ハサミ