わさび醤油で食べるとおいしいアボカド。
りっぱな種なので捨てずに、水耕栽培をしてみました。
基本を守れば、意外と簡単に芽がでます。
目次
- 1- アボカドの水耕栽培
- 2- 種を洗うと発芽する
- 3- 朝晩水を変えて新鮮な酸素を送る
- 4- 発芽の為の温度管理
- 5- 亀裂が入り発根する
- 6- ハイドロカルチャー
- 7- 空き瓶DIY
- 8- 100均ジェルポリマー
- 9- ジェルポリマー爆発
- 10- ペットボトルで土台を作成
- 11- 水やりの仕方
- 12- 根ぐされの原因
- 13- 根ぐされからの復活
- 14- 土栽培に変更する
- 15- 双子の芽が発芽
- 今回使用した道具
1- アボカドの水耕栽培
わさび醤油で食べると『お刺身のトロ』のような『アボカド』。
ダイエット食品としても人気です。
おいしくいただいた後の種を『水耕栽培』しました。
2- 種を洗うと発芽する
冷やすと種が休眠状態になって、発芽しません。
半分に切って、種を取り出してから実を冷やしました。
種は取り出してから時間を置くと、発芽の確率がどんどん下がります。
すぐに準備を開始します。
種を柔らかいスポンジで、つるつるになるまでよく洗います。
果肉には発芽しないようにする物質が入っています。
3- 朝晩水を変えて新鮮な酸素を送る
種のややとがっている方が上、平らな方が下です。
ようじを、やや上から斜めにさし、水に浸けやすい角度にします。
水を入れる器に合わせて、ようじの長さをカットします。
種の3分の1くらいを水に浸けました。
なるべく朝晩、水を変えます。
新しい水には、新鮮な空気が入っています。
4- 発芽の為の温度管理
アボカドの発芽温度は22~3度くらいです。
暖かい季節の方が手間がかかりませんが、20~25度くらいに温度管理ができれば、いつでも育てられます。
5- 亀裂が入り発根する
2日後、プクッと底が出っ張りました。
根が出そうです。
さらに2日後、小さな根のような物が確認できました。
水につけてから一週間です。
縦に亀裂が入りました。
23日めです。
亀裂が入ってから時間がかかりましたが、底から太い根が出てきました。
6- ハイドロカルチャー
100均の水耕栽培用のジェルポリマーです。
こちらで水耕栽培をしてみます。
6ヶ月間の栄養入りです。
ジェルポリマーそのものがお安いので、6ヶ月後は新しく交換してもいいかもしれません。
7- 空き瓶DIY
空き瓶で『水耕栽培用の入れ物』を作ります。
コーヒーやジャムの空き瓶など何でも大丈夫ですが、背が高くなる木なので大きめがいいですね。
100均のモザイクタイルを使って、リメイクをします。
モザイクタイルを接着剤で貼り付けます。
空き瓶の入口はでこぼこしていますが、気にせず付けていきます。
こんな風に曲がっていても気にしません。
接着剤も100均の物を使用しました。
接着剤でさらに上から、しっかり補強します。
モザイクタイルを一回りつけました。
100均で購入したろうそくです。
火を付けてモザイクタイルの隙間や周りにたらしていきます。
でこぼこしている場所も厚めにたらし、なるべく均一に見えるようにしていきます。
均一にできなくても、それなりに何とかなります。
かわいい瓶ができあがりました。
8- 100均ジェルポリマー
瓶にジェルポリマーを入れます。
2色を半分ずついれました。
楊子を取って、アボカドの根を傷めないように、そっと入れます。
脇にもジェルポリマーを足して、安定させます。
入れすぎないように注意しました。
根に届くように水を入れます。
できました。
ジェルポリマーの無色の方は、水を入れると透明に見えます。
上半分に入れた色付きのジェルポリマーは、浮かんでいるように見えてきれいです。
9- ジェルポリマー爆発
一晩たち、水で膨らんだジェルポリマーが、爆発したようにはみ出ています。
水で膨らませてから使用するべきでした。
少し減らします。
10- ペットボトルで土台を作成
アボカドが安定しないので、ペットボトルの上部を使って土台を作ります。
ビンの口のサイズに合わせてカットします。
上下に切り込みを入れて、微妙なサイズ調整ができるようにします。
上部はアボカドの種を乗せるだけなので切り込みだけを。
反対側のサイズが大きい方は、瓶の口サイズに合わせて、なじむようにV字にカットしました。
ぴったり、はまりました。
アボカドの種が安定しました。
11- 水やりの仕方
ジェルポリマーの水やりの仕方です。
古い水が残っていると、カビなどが繁殖します。
上から水を入れて、瓶の口に手を添えて、いったん中の水を捨てます。
ちょうどお米研ぎのようです。
それを何回か繰り返して、中の水を循環させます。
12- 根ぐされの原因
ジェルポリマーの瓶に、アボカドを入れてから数日後。
なんと、せっかく出た根が茶色に変色してしまいました!
どうやら肥料が多すぎて、根ぐされしてしまったようです。
ショックです。
若すぎる根っこに、強い肥料がいけないのは、水耕栽培でも土栽培でも同じだったようです。
すぐに楊子をまたさして、水に戻しました。
13- 根ぐされからの復活
水に戻してから2週間。
いっこうに変化がない為、もうダメかとあきらめかけていました。
そんな時、脇から新しい、小さな根が確認できました。
アボカドさん、生きていました。
14- 土栽培に変更する
新しい根が育ってきました。
根は2本出ています。
種の大きいアボカドは種に蓄えた栄養で、しばらく水だけで成長できるそうです。
でも本来は土に植えるのが向いているそうなので、土栽培に変更してみる事にしました。
100均の植木鉢と受け皿です。
まず鉢底網を、カットして入れます。
同じく100均で購入できます。
次に鉢底石を入れます。
こちらも100均で手に入ります。
土は花用の土を、ホームセンターで購入しました。
肥料入りの土の場合は、そのまま使用します。
肥料が入っていない土には、元肥を入れます。
植え付けの時の最初の肥料の事を、『元肥(もとひ・もとごえ)』と言います。
元肥を入れる場合は、緩効性肥料などを入れます。
水やりの度に、ゆっくり溶け出す肥料を『緩効性肥料(かんこうせいひりょう)』と言います。
植木鉢に土を半分ほど入れます。
アボカドを『根を傷めないように』そっと入れます。
アボカドを押さえながら、周りに土を足します。
アボカドの種が、半分くらい土から出るように植えました。
土を入れ終わったら、植木鉢全体を、軽くトントンと、そっと床に叩きつけて安定させます。
その後、たっぷりと水を与えました。
たっぷりの基準は『植木鉢の底から水が出てくるまで』です。
15- 双子の芽が発芽
数日後です。
アボカドの芽が出て来ました。
なんと同時にふたつもです。
双幹(そうかん)というそうです。
双子の芽は、成長に差がでるようです。
素敵な観葉植物に育ちました。
アボカドは1年ほど育てて大きくなったら、ひとまわり大きな植木鉢に植え替えないと、根詰まりして枯れてしまうそうです。
ところで、せっかく作った水耕栽培用のガラス容器ですが、別の植物を植えました。
水耕栽培に向いているポトスです。
ジェルボールは多すぎないように入れてあります。
水だけよりも育ちがいいように感じます。
→元気がない【アボカドの木】を一回り大きな植木鉢に鉢増しで植え替え
今回使用した道具
- 種を洗うスポンジ: 100均
- ようじ: 100均
- 水耕栽培用ジェルポリマー: 100均
- モザイクタイル: 100均
- 接着剤: 100均
- ろうそく: 100均
- 植木鉢: 100均鉢
- 受け皿: 100均
- 鉢底網: 100均
- 鉢底石: 100均
- 培養土: ホームセンター
- 肥料: ホームセンター
- チャッカマン: ホームセンター
- アボカドの種: 再利用
- 透明な器: 再利用
- 空き瓶: 再利用
- ペットボトル
- 再利用カッター
- ハサミ