万能ネギのようなハーブ『チャイブ』。
『薔薇のコンパニオンプランツ』として有名です。
アブラムシやアリよけになるそうです。
ピンクのネギ坊主がかわいい『チャイブ』を、種から育ててみました。
花が咲くのは種まきから2年め。
『種まき』から『開花』までの『栽培記録』です。
目次
- 1- 薔薇のコンパニオンプランツ
- 2- 卵パックで種まきをする方法
- 3- 嫌光性(けんこうせい)の種子
- 4- 発芽したら『水やり』の仕方を変える
- 5- 鉢上げの仕方
- 6- チャイブの越冬のさせ方
- 7- 株分けの仕方
- 8- 収穫したチャイブの保存方法
- 9- チャイブの収穫回数
- 10- 水やりの仕方
- 11- 肥料の与え方
- 12- チャイブの開花は2年目
- 今回使用した道具
1-薔薇のコンパニオンプランツ
薔薇の『コンパニオンプランツ』として有名な、ハーブの『チャイブ』。
チャイブの種を購入しました。
『種まき』をしたいと思います。
『コンパニオンプランツ』とは、近くに植えると『お互いに良い影響を与え合う』植物の事です。
チャイブは関東などの暖地では、『春と秋に種まき』ができます。
2- 卵パックで種まきをする方法
チャイブは細かい種です。
直まきでは『種が流れてしまう』ので、再利用の『卵パック』で種まきをしてみます。
発根促進剤の『ルートン』です。
無くても大丈夫ですが発芽率を上げる為、念のためにルートンの粉をまぶして種をまきました。
土は『種まき専用』の物を使用しました。
種まきの専用土では無くても大丈夫ですが、必ず雑菌の入っていない『新しい土』を使用します。
苗は根が細いので、他にはバーミキュライトなどが種まきに使えます。
土はあらかじめ、たっぷりの水で『湿らせてから』卵パックに入れます。
卵パックの底面には、それぞれカッターで『十文字に水ぬき用の切れ目』を入れてあります。
パラパラとなるべく偏らないように、種まきをしました。
細かい種が流れないように、霧吹きでさらに水やりをします。
3- 嫌光性(けんこうせい)の種子
チャイブはまいた種の上に『5ミリほどやや厚く』土をかけます。
芽が出るまで、卵パックのフタを閉めて保湿します。
チャイブの種は『嫌光性種子(けんこうせいしゅし)』と言って、『発芽するまでは暗くする』必要があります。
光を遮断する為に、黒いビニール袋をかぶせました。
乾燥しないように、発芽まで『霧吹きで毎日』水やりをします。
発芽温度が20度ほどなので、寒くない場所に置きます。
4- 発芽したら『水やり』の仕方を変える
種をまいてから5日め、チャイブが芽を出しました。
発芽まで遅い場合は、2週間ほどかかる時もあります。
芽が出そろったら、黒いビニール袋は取ります。
そしてすぐに『風通し』と『日当たり』が良い場所に移動します。
基本は屋外です。
発芽した後は『水やりの仕方』も変えます。
発芽するまでは『乾かさないように』します。
発芽したら水やりの時にトレーに溜まった水は捨てます。
『夕方までには、ある程度水やりの水が渇いている』ようにします。
トレーは100均のシューズボックスを使いました。
トレーは無くても大丈夫です。
水やりは朝が基本です。
5- 鉢上げの仕方
チャイブが10センチ程に育ちましたので、鉢上げをしたいと思います。
特に間引きはしていません。
初めて植木鉢に植える事を『鉢あげ(はちあげ』と言います。
プランターに鉢上げをします。
鉢底ネットの上に、鉢底石を入れます。
両方とも100均でそろいます。
チャイブは『水はけのいい場所』を好みますので、鉢底石は必ず入れます。
プランターに『半分くらいまで』土を入れます。
土はホームセンターの、花用の培養土を使いました。
この土は肥料入りですので、追加で肥料は必要ありません。
肥料が入っていない場合は、緩効性肥料などを規定量混ぜます。
『緩効性肥料(かんこうせいひりょう)』とは、水やりのたびに、少しずつ溶け出す肥料の事です。
植え付けの時に、最初に入れる肥料を『元肥(もとひ・もとごえ)』と言います。
卵パックを逆さまにしてチャイブを取り出します。
小さな苗です。
一本では自立できませんので、数本を束にして植えます。
苗を置いて、脇に土をそっと入れました。
周りの土を少し押さえて、苗を安定させます。
その後、たっぷり水やりをします。
たっぷりの基準は、『植木鉢の底から水が出てくるまで』です。
数日間は、直射日光を避ける場所に置きます。
その後は『日なた』に移動します。
6- チャイブの越冬のさせ方
チャイブは『多年草』で、寒くなると地上の葉が枯れて無くなります。
地上部分は無くなりますが、特に保温などをしなくても越冬ができます。
葉が無くても地下の根は生きていますので、乾燥しすぎないように、たまに水やりが必要です。
春、チャイブが芽を出しました。
ぐんぐん伸びて、茎も昨年より太いです。
芽を出したら『通常の水やり』を開始します。
7- 株分けの仕方
チャイブの『株分け』は春と秋にできます。
葉が密集してきましたので、株分けをします。
植木鉢に鉢底ネットと鉢底石を入れます。
土を半分ほど入れます。
株分けしたチャイブを置いて、周りに土を入れます。
鉢底石や土などは、鉢上げの時と同じ物を使いました。
土を押さえて安定させたら、たっぷり水やりをします。
株の負担を減らすために、収穫も一緒にします。
5センチほどを残して、清潔なハサミでカットしました。
8- 収穫したチャイブの保存方法
収穫したチャイブです。
とても香りがよく、味は長ネギより、ややまろやかです。
通常ですと使用する分だけ収穫すればいいのでしょうが、今回はやや大量です。
万能ネギのように細かくきざんで、ジップ袋に入れて『冷凍保存』ができます。
お料理の際、すぐに使えて便利です。
通常は20センチほどに成長したら収穫します。
収穫でカットした方が、成長をうながせます。
9- チャイブの収穫回数
収穫から2週間がたちました。
ほぼ元通りに再生しています。
春~秋は成長期です。
その間、数回収穫ができます。
10- 水やりの仕方
チャイブは『地上に葉が無い冬の間』も枯れない程度に水やりをします。
そして春から秋の『成長期』は、水を絶やさないようにします。
春~秋は土の表面が乾いたら、毎朝たっぷり水をあげます。
ただし加湿には気を付けます。
11- 肥料の与え方
成長期の春~秋は、肥料が必要です。
水やりの時に時々、液体肥料をあげるか、緩行性肥料などを与えます。
緩効性肥料の与え方は、規定量を土の表面にまいて、軽く土と混ぜるだけです。
成長期は月1回ほどの追肥が基準ですが、植木鉢の土の量が少なめなせいか、我が家のチャイブはひと月持ちません。
肥料が切れてくると、葉の先が黄色くなってきます。
肥料はまとめて与えようとせず、成長の様子を見ながら、適量をマメに与えるようにします。
12- チャイブの開花は2年目
さらに2週間が過ぎました。
つぼみができました。
2年めで初めての開花です。
ピンクの葱坊主もサラダの飾りに散らして使えます。
真夏の直射日光は苦手なので、梅雨があけたら半日陰に移動させます。
『半日陰(はんひかげ)』とは、1日のうち数時間だけ日光があたる場所の事です。
西日があたらない、家の東側などが該当します。
さらに次の年です。
株が大きく育って、花数が多くなりました。
→【アボカドの種】から双子の芽が出た【水耕栽培→鉢植え】観葉植物に
今回使用した道具
- チャイブの種→通販
- 発根促進剤・ルートン→通販
- 種まき専用土→通販
- 緩効性肥料・マグァンプK中粒→通販
- 植木鉢→ホームセンター
- 培養土→ホームセンター
- 黒いビニール袋→ドラッグストア
- ジップ付き保存袋→ドラッグストア
- 使い捨てスプーン→コンビニ
- トレー・シューズボックス→100均
- 鉢底ネット→100均
- 鉢底石→100均
- 手袋→100均
- 卵パック→再利用
- ジョーロ