春に群生して咲く野の花【ムラサキハナナ】菜の花?花大根?種まき栽培記録

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春になると『菜の花に似た紫の花』が、群生しているのを見かけます。

『ムラサキハナナ』と言う、野の花です。

花が咲くのは、3月~4月ごろ。
『ダイコンバナ』とよく勘違いされますが、別の種族です。

諸葛孔明に由来する、別名『ショカツサイ』とも呼ばれています。

『紫花菜(ムラサキハナナ)』の種まきをしてみました。

目次

1-『紫花菜(ムラサキハナナ)』と『花大根(ハナダイコン)』の違い

『ムラサキハナナ』は野生化して、群生している姿をよく見かけます。

ムラサキハナナの画像
紫花菜(ムラサキハナナ)

『紫花菜(ムラサキハナナ)』は別名で、正式には『大紫羅欄花(オオアラセイトウ)』と言います。

アラセイトウとはストックの和名で、姿が似ているので、そう名付けられました。

この花はさらに、諸葛菜(ショカツサイ)とも呼ばれていて、諸葛亮孔明が戦の時に、食料として育てた事が由来です。

ベビーリーフで食べられる葉が、大根の葉に似ているので、花大根(ハナダイコン)と呼ばれることがあります。
しかし、ダイコンバナは別の植物です。

本物の『花大根(ダイコンバナとも呼ばれる)』の葉は、細長いです。

暑さには弱いので、夏越しはできない一年草です。

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2-ムラサキハナナの『種まき』のやり方

ムラサキハナナの種まき時期は、9月~10月ごろです。
冬を越さないと花が咲かないので、秋まきが基本です。

こぼれ種でも発芽する位ですので、種まきはとても簡単です。

ムラサキハナナの種の画像

ムラサキハナナの種です。
ゴマのように、小さいです。

移植はうまく育たない事が多いので、直まきがおすすめです。

今回はプランターに、種まきをしてみます。

プランターの画像
ダイソー プランター

プランターに鉢底石を入れて、その上に土を入れました。

土の画像
カインズ 花の土

土質は特に選びませんので、普通の花用の培養土を使用しました。

水はけの良い土を選びます。

プランターと割り箸の画像

割りばしなどを使って、横に2~3本ほど、種まき用のミゾを作ります。

ミゾに偏らないように、パラパラと種まきをしました。
土はごく薄くかけます。

プランターの画像

最後に種が流れないように、気をつけて水やりをします。

発芽するまでは、絶対に乾燥させないようにします。
毎朝たっぷりと、水やりをします。

ムラサキハナナの画像

種まきから2週間後、発芽が確認できました。

育ちの良い芽を残しつつ、株間が15センチ位になるように、間引きながら育てます。

地植えの株間は、20センチほどにします。

株と株の距離の事を、『株間(かぶま)』と言います。

ムラサキハナナは、日なたで育てます。

実は今回、種まきの時期が、少し遅れてしまいました。

少し育つまでは、冷たい風に当てないように気をつけます。

プランターの画像の画像

四隅に園芸支柱を立てて、ラップで囲みました。
上部は空いています。

ムラサキハナナの画像

簡単な『風よけ』を作りました。
ラップは長持ちはしませんが、しばらくの間ですので十分です。

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3-ムラサキハナナの『水やり』の頻度

『地植え』のムラサキハナナの水やりは、特に必要ありません。

鉢植えの場合は、土が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
たっぷりとは、植木鉢の底から、水があふれ出てくるまでです。

ジョーロの画像

発芽してから10日ほどは、まだ根が張っていないので、毎朝水やりが必要です。

乾燥が続いたり、強風が吹いて土が乾いた時は、少し気をつけて水やりをします。

水やりの時間帯ですが、寒い時期は日中にするようにします。
早朝や夕方に水やりをすると、水が凍ってしまいます。

我が家のプランターの場合は、発芽後の根が張っていない時は、3日おき程度に与えていました。

ムラサキハナナの画像

発芽から3週間がたちました。
本葉が出始めました。

発芽の時の、最初の双葉(ふたば)の、次に生えてくる葉を『本葉(ほんば)』と言います。

この位たてば、地下には長く根を張っています。
4~5日おき程度で、水やりをします。

ムラサキハナナの画像

さらに2週間がたちました。
2枚目の本葉が確認できました。

ムラサキハナナの画像

さらに2週間後です。
今年は例年にない、厳しい冷え込みでしたが、本葉が大きくなってきています。

10センチほどに育ったら、やや乾かしぎみに、水やりをするようにします。

いずれも与える時は、たっぷりの量の水を与えます。

水やりの頻度は、日当たりなどにも左右されます。

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4-ムラサキハナナの『肥料』の与え方

ムラサキハナナは、あまり肥料を必要としません。

今回のプランターの場合も、植え付けの時に、肥料の入った土をつかったので、特に追加はしません。

肥料が多すぎると、大型になり、花が咲かない事もあるので、注意が必要です。

地植えの場合は、肥料は基本的に必要ありません。

ムラサキハナナの画像

発芽から3ヶ月がたちました。

立春がすぎ、暖かい日が増えてきたためか、急速に成長をはじめました。

ムラサキハナナの画像

更に1ヶ月がたち、3月になりました。
暖かい日が増えてきたので、風よけのラップを取りました。

ムラサキハナナの画像

成長の遅かった株は、霜に当たって、枯れてしまいました。

ムラサキハナナの画像

順調に育った株のひとつは、つぼみを付けています。
すでに紫色です。

ムラサキハナナの画像

虫に食べられた葉もあります。
暖かくなると、害虫も動き始めます。

ムラサキハナナの画像

さらに10日ほどがたった、3月の初め、つぼみが開花しました。

ムラサキハナナの画像
紫花菜(ムラサキハナナ)

花はフクシアや、ペチュニアに、少し似ているでしょうか。

ムラサキハナナの画像

少し遅れて、もうひと株も開花しました。

種を取ったら、今度は地植えをして、たくさん増やしてみたいです。

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今回使用した道具
    • ムラサキハナナの種:通販
    • 花用培養土:ホームセンター
    • 食品ラップ:スーパー
    • プランター:100均
    • 鉢底石:100均
    • 園芸支柱:100均
    • 洗濯ばさみ:100均
    • 割りばし
    • ジョーロ
    • シャベル

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