最近、鉢植えの『ポトス』の元気がありません。
植え付けから数年がたって、『根詰まり』を起こしているようです。
株分けをかねて、『植え替え』をしたいと思います。
ポトスの植え替えは、『初心者』でも簡単にできます。
目次
- 1- ポトスの元気がない原因
- 2- ポトスの『植え替え』の時期とやり方
- 3- 観葉植物の『コバエ対策』
- 4- ポトスの『水やり』の頻度
- 5- ポトスの『肥料』の与え方
- 6- 冬に元気がなくなるポトス
- 7- ポトスの『水耕栽培』での増やし方
- 8- 水耕栽培の『根腐れ』と根を切る方法
- 9-『屋外』で育てられる気温
- 10- ポトスの『置き場所』は明るい室内
- 今回使用した道具
1-ポトスの元気がない原因
キッチンに置いてある、鉢植えの『ポトス』です。
最近なんとなく、元気がありません。
『春から秋は成長期』のはずですが、成長はかなりゆっくりめ。
昨年はもっと、ぐんぐん育っていたような気がします。
植木鉢の中をのぞいてみたら、土が少なくなっています。
土が固くなって、少なく見えるようです。
このポトスはいただき物なのですが、そろそろ2年がたちます。
ポトスは根のまわりが早いので、『1~2年に一度』植え替えが必要です。
植木鉢の底を見てみたら、白い根が出てしまっています。
植木鉢の中が根でいっぱいに、なってしまったようです。
『底から根が出ている』のは、『植え替え時期』のサインです。
このまま放置すると、だんだん、元気がなくなってしまいます。
2-ポトスの『植え替え』の時期とやり方
ポストの植え替え時期は、暖かい成長期で『春~秋』ごろです。
たいへん丈夫な観葉植物なので、ガーデニング初心者でも、植え替えは簡単です。
まず、植木鉢を逆さまにして、ポトスを取り出します。
根をそっとほぐしてみたら、3つになりました。
新しい植木鉢を用意しました。
ポトスに対して、あまり大きすぎないサイズにします。
目安は『ふたまわり大きい』位です。
植木鉢の底に、1センチほど鉢底石を入れます。
その上に、土を半分くらい入れます。
土質は特に選びません。
今回は、花用の培養土を使いました。
ポトスを中央に置いて、周りに土を入れます。
そして、ポトスの苗が安定するように、土を上から手で押さえます。
最後に、水をたっぷり与えます。
『たっぷり』の基準は、植木鉢の底から、『水があふれ出てくるまで』です。
3-観葉植物の『コバエ対策』
観葉植物を家の中で育てていると、『小さな虫』が飛んでいる事があります。
その場合は、土の表面を『鹿沼土』などで覆うと、虫が出にくいです。
ただし鹿沼土は『酸性』ですので、酸性土が苦手な植物の場合は気をつけます。
4-ポトスの『水やり』の頻度
成長期の暖かい時期は、土が乾いてきたら、たっぷりと水を与えます。
ポトスは、乾燥しすぎる環境は苦手です。
しかし、水をひんぱんに与えすぎると、根が腐ってしまいます。
屋外の場合、我が家では初夏~晩夏までは、毎朝たっぷりと水やりをしています。
真夏は土が、すぐに乾燥してしまいます。
室内組は、2~3日おき程度です。
梅雨が開けた瞬間は、水切れに注意をし、秋はだんだん水やりの頻度を、少なくしていきます。
そして冬は、やや乾燥ぎみにします。
我が家の場合は、一週間おき位に、水やりをしています。
室内組も毎回でなくてもいいので、洗面所やお風呂場などで、上からたっぷり水をかけると、元気に育ちます。
屋外のポトスも、ハダニ防止に霧状の水を、葉の表裏にかけます。
5-ポトスの『肥料』の与え方
ポトスは、あまり肥料を必要としません。
控えめに与える事を、心がけます。
肥料は成長期の、春~秋に与えます。
肥料は決まった物はありませんが、置くタイプの『置き肥(おきひ)』も簡単です。
置き肥は『植木鉢の大きさ』に合わせて、規定量を植木鉢の『端』に置きます。
植物は伸びた根の先から、肥料を吸収します。
小さめの植木鉢ですと、2~3粒程度で十分です。
2~3ヶ月たつと、肥料の形が崩れてきます。
気が付いたら、古い肥料は撤去して、交換しておきます。
置き肥は、水やりの度に少しずつ、肥料成分が溶け出します。
他には水で薄めて、土に水やりのように与える、『液体肥料=液肥』などもあります。
ポトスは丈夫なので、どの肥料でも問題ありません。
6-冬に元気がなくなるポトス
ポトスは亜熱帯や、熱帯雨林の出身です。
高温は得意ですが、寒さは苦手です。
羽織り物が必要な時期は、あまり成長しなくなります。
この時期は寒さに気をつけて、水やりを少なめにし、肥料はいっさい与えません。
冬に成長しなくなるのは、正常な状態です。
7-ポトスの『水耕栽培』での増やし方
植え替えたポトスは、負担を減らすために、地上部分を少し残して、カットしました。
カットしたポトスを、水につけておくと、簡単に根が出ます。
そのまま、水耕栽培で育てる事もできますし、土に植える事もできます。
8-水耕栽培の『根腐れ』と根を切る方法
水耕栽培をしていて、水の交換をうっかり忘れていると、ポトスの根が黒くなってしまいます。
その場合はよく根を洗って、黒くなっている根は、全て切ります。
黒い根は、もう正常には働きません。
根はどこで切っても、問題ありません。
ほとんどの根が、黒くなってしまったら、全て切ってしまいます。
その時にポトスのフシを、ひとつでもいいので、残しておきます。
フシは葉が付いている茎と、次の茎のさかいめです。
ポトスはフシから根を出すので、フシが無いと成長ができません。
フシから1~2センチほど残して、カットをするようにします。
9-『屋外』で育てられる気温
ポトスを『屋外』で育てられるのは、『暖かい時期』だけです。
気温が10度以下になる冬は、家の中で育てます。
私の本業はアパレルです。
10度と言うと、コートはいらないけれど、上着を一枚羽織るようになる気温です。
『上着がほしいな』と思ったら、ポトスは室内ですね。
10-ポトスの『置き場所』は明るい室内
ポトスの室内での『置き場所』は、暖かくて直射日光の当たらない、日なたが向きます。
レースのカーテンが一枚ある、窓際などがおすすめです。
エアコンの直風は、当たらない場所にします。
そのため我が家では、人がいつもいて暖かい、キッチンの窓辺に置いていました。
今回使用した道具
-
- ポトス苗
- 植木鉢:100均
- 鉢底石:100均
- ガーデニングシート:100均
- 鹿沼土:100均
- 花用培養土:ホームセンター
- ジョーロ
- ハサミ
- 花瓶