築40年の賃貸一軒家。
大きな『和風の庭石』のある玄関です。
『和洋折衷』で、おしゃれな『坪庭風アプローチ』にDIYしてみました。
目次
- 築40年の『和風』な玄関をオシャレにしたい
- 切り株の根を撤去するコツ
- 大きな庭石の移動の仕方
- 『雑草対策』庭石のすき間に防草シートを設置
- 白い玉砂利を敷く
- 庭の砂利を再利用する為に撤去する方法
- プランターボックス設置『コンテナガーデン』
- 植木鉢をシャビーシックに『塗装』して明るくする
- 『三角の法則』を使ってフラワースタンドを設置する
- 『半日陰』におすすめの植物
- 今回使用した道具
1-築40年の『和風』な玄関をオシャレにしたい
玄関にある『和風』の大きな庭石。
和風を極めればステキなのでしょうが、個人的には好みではありません。
石は移動してもいいそうですが、かなり大きめ。
しかも切り倒した木の根っこが、そのままの荒れた状態です。
この周りは水道管などのフタが設置してあって、深く掘るのも、根を張る木を植えるのもダメそうな気がします。
でも、玄関は家の顔なので、きれいにしたいですね。
賃貸ですので、完全に洋風に改造するのは無理そうです。
家の雰囲気を生かしつつ、『和洋折衷』でおしゃれな雰囲気にもっていきたいと思います。
2-切り株の根を撤去するコツ
ここに木を植えているという事は、水道管などは無いんでしょうね??
雨上がりの次の日、土が柔らかくなったのを狙って、周りを慎重に掘り進めてみました。
土が固い状態よりも、かなり楽です。
どうやら木の根っこ以外、何も無さそうでした。
家のまわりを掘る時は、水道管などに気を付けます。
でもこの撤去あとのスペースは、木を植えたくなるすき間ですね。
建物の真横に、根を張る木を植えるのは、あまり良くないはずです。
活用できそうもないスペースですので、できればこの隙間をなくしたいです。
3-大きな庭石の移動の仕方
撤去した根は、一番大きな庭石の横にありました。
横を掘ったので、石を足で押してみたら、ほんの少し動きます。
これは移動が可能かもしれません。
持ち上げるのは女性ひとりでは無理なので、ゴロンと転がせないですかね?
両脇を45度に掘ってから、グラグラと押してみました。
何と、移動したい反対側に倒れてしまいました!
失敗です。
もはや動きません。
両脇を掘ったのがいけなかったようです。
どうするべきか頭をフル回転させたのですが、エジプトのピラミッドの工事方法を思い出しました。
たしか周りを少しずつ埋めて持ち上げる工法だったはずです。
(間違っているかも!)
(基本的に動かす方向に立ってはいけません)
一回転させて設置した場所は、元々根があった場所なので、少し掘ってある状態です。
石が傾かないように調整して土を入れ込んだら、周りに小さめの石を差し込んで、倒れないようにします。
それから土をかぶせます。
手前の大きめな飛び石がなければ、四角いタイルを敷きつめて洋風にしたいのですが、けっこう大きい石です。
転がしながら移動はできるかもしれませんが、まったく別の場所まで移動させるのは大変です。
飛び石として、このまま生かす事にします。
まず歩く場所を確保します。
厚みが薄めで、片面が平らな石を集めて、ポーチ側に形を合わせながら置いてみます。
石の場所が決まったら、シャベルで石の形に合わせながら掘ります。
石が平らになるように、土を調節しながら埋めていきます。
石の出っ張り加減を同じにしないと、つまづきます。
私は表面の土を少し掘り返してから、いったん埋め戻し、『柔らかくなった土を掘って調整』しました。
難しい場合は『砂を引いて調整』すると楽です。
4-『雑草対策』庭石のすき間に防草シートを設置
この花壇ブロックは、前住人の置きみやげです。
庭に半分埋まっていましたので、せっかくですので再利用します。
花壇ブロックの数はなんとか足りそうです。
洋風の花壇ブロックを混ぜて置く事によって、純和風の雰囲気を洋風に傾けていきます。
カットした部分を、石の脇に『なるべく土が表に出ないように』ヘラなどで差し込みます。
土が少しでも露出していると、雑草が浸食します。
力がある方でしたら、いったん石を持ち上げて、防草シートを入れ込み、また石を乗せると完璧です。
5-白い玉砂利を敷く
この防草シートの上に、砂利を敷き込みます。
今まで敷いてあった砂利もいくらかあるのですが、まばらな量しかありませんので、ここには別の石を用意しました。
今ある砂利を、いったん撤去して、土を平らにならします。
最初、砂利を撤去するのはシャベルでやっていたのですが、ゴム手袋をして手で取るほうが早くできました。
砂利を撤去したら、先ほどと同じ要領で、防草シートを入れ込みながら敷きつめます。
また同じように、撤去した砂利をザルに入れて、水で軽く洗って土を落としてから、再度敷き詰めます。
7-プランターボックス設置『コンテナガーデン』
サイドの砂利の上に、プランターボックスをつくります。
100均の『連結フェンス柵』とプランターです。
どちらもプラスチック製です。
フェンスは一列6個ずつ、2セットで計12個使います。
サイド側の砂利部分に、差し込んで設置しました。
下に敷いてある防草シートに、カッターで十字に穴を開けながら差し込みます。
手前の左下は排水管のふたがありますので、開けられるようにプラスチック製のタイルを被せました。
白い柵は『脇がはめ込みで連結』できるようにはなっています。
しかし外れやすいので、アクセントを兼ねて、ヒモで止める事にしました。
100均の園芸用の縄です。
斜めにそれぞれ2回ずつ巻いて、最後に縦に2回巻きつけて、固結びでカットしました。
こんな感じになりました。
ここに先ほどのプランターを引っ掛けるように置いて、プランターボックスとして使用します。
8-植木鉢をシャビーシックに『塗装』して明るくする
プランターボックスに使う植木鉢を、白く塗装します。
100均の水性塗料を使います。
スプレー式塗料でもきれいに塗装できるのですが、ハケを使用してムラを出し、わざとシャビーシックな感じに塗ることにします。
トレーは食品トレーの再利用です。
使用したらこのまま捨てられて便利です。
前の家で使用していた、再利用の植木鉢です。
だいぶ古めかしいですが、軽く洗って白く塗ります。
他にも再利用の植木鉢を、同じように塗装しました。
白の分量が増えて、玄関前が明るくなります。
9-『三角の法則』を使ってフラワースタンドを設置する
アイアン製のフラワースタンドです。
こちらで左の奥側に、高さを出したいと思います。
全体の配置が三角形になるようにすると、きれいに見えます。
風で倒れないように、園芸用の縄で縛って止めます。
足元も防草シートのピンで、3カ所はさんで土に止めました。
奥の背の高いワイヤー系の植物は、この家の先住の木です。
駐車場への砂利の通路に踏みつけられながら、たくましくはえていました。
最初は雑草かと思ったのですが、だんだん大きくなってきました。
きちんと植えればステキかもしれないと思い、植え替えてみました。
水も与えられないので、固く踏みしめられた土の下に、1メートル越えの根を張っていました。
植え替えにあたって根と同じ長さの茎部分を残してカットしました。
脇に出ていた茎もすべてカットしましたので、少し寂しい感じです。
植え替え時は、『地上部分と地下部分を比例』させて同じにしないと、枯れてしまう事もあります。
トゲがあって、やや細長い丸い葉っぱ。
ワイヤーみたいな形状です。
何という名前の植物なんでしょう?
名前も分からないため、植え替え時期があっているかどうかも分かりませんが、予期せぬ場所に生えているよりはいいと思います。
なるべく深めに掘って、根に影響がないように植え替えました。
ホームセンターで購入した『アイビー』です。
アイビーと、ワイヤープランツを植えました。
この子たちはすぐに密集するので、すいている状態に植えます。
右側の植物も庭に生えてきた先住の植物です。
どうやらテッポウユリのようです。
10-『半日陰』におすすめの植物
グリーンはとりあえず増やせました。
あとは色が欲しいですね。
花の色数は抑えて、和モダンな雰囲気にしたいと思います。
玄関は北向きですので、半日陰でも大丈夫な植物を購入しました。
赤い斑があるコリウスと、ベゴニア系のお花の2種類です。
プランターボックスのサイズに合わせて、100均で植木鉢を買いました。
ちょうど3つ入ります。
寒い時期には、屋外がダメな植物もあります。
プランターボックスには植木鉢ごと入れて、時々植物の種類を変えたいと思っています。
まだお花が小さめですが、こんな感じになりました。
和洋折衷で和モダンの坪庭風を目指してみたのですが、何とかなったようです。
→【和風の石の玄関】を洋風にDIY【和モダン】坪庭風アプローチに!
11-今回使用した道具
- 軍手:ホームセンター
- 防草シートピン:ホームセンター
- フラワースタンド:ホームセンター
- 植物:ホームセンター
- ゴム手袋:100均
- 防草シート:100均
- 鉢底石:100均
- 鉢底ネット:100均
- 植木鉢連結フェンス柵:100均
- 園芸用の縄:100均
- 植木鉢:100均
- 花壇ブロック
- 砂利
- 白い塗料
- ハケ
- トレー
- 養生用の下に敷くビニールなど
- スコップ
- シャベル
- ハサミ
- バケツ
- ジョーロ
- たわし
- ザル
- ヘラ