『ガーデニング』や『家庭菜園』を始めると、最初にぶつかる壁が『肥料の量』です。
『6号の植木鉢は~』『500倍に希釈してください』
6号ってどのくらい?
500倍って何(゚o゚;!?
希釈って、水で薄める事だっけ??
途方に暮れます。。。
だいたいじゃダメ?
だいたいで大丈夫です(*^_^*)
目次
- 1-『初心者におすすめ』の肥料
- 2- 植木鉢の大きさは『号』で表す
- 3- 置き肥(おきひ・おきごえ)
- 4- 緩効性肥料(かんこうせいひりょう)
- 5- 液体肥料(えきたいひりょう)=液肥(えきひ)
- 6- 希釈率とはだいたいどのくらい?
- 7-『根焼け(ねやけ)』や『根腐れ(ねぐされ)』の原因
- 8-『冬』は肥料を与えない
- 今回使用した道具
1-『初心者におすすめ』の肥料
肥料は決まった物はありません。
メーカーも種類も色々です。
例えるなら、エアコンはどれでもエアコンとして使えますが、メーカーは色々ある、機能も色々といった感じです。
使っていくと、自分に合った物が分かり、だんだん好みが出てくると思います。
今回はガーデニングを始めた時に、最初に使った肥料で、手に入れやすい、初心者向けの物をご紹介します。
2-植木鉢の大きさは『号』で表す
まず、肥料の量を決めるために、植木鉢やプランターの大きさが重要です。
『植木鉢の大きさ=土の量』の事をさします。
『1号=直径が3センチ』の植木鉢です。
1号上がるごとに、3センチずつ、大きくなります。
一般的な小さめな植木鉢は
・4号→直径12センチ
・5号→直径15センチ
です。
ちなみに、プランターも色々あります。
よくある一般的なサイズは、長い方の長さが『65センチ』で、だいたい13リットルの土が入ります。
3-置き肥(おきひ・おきごえ)
一番簡単な肥料は、『置き肥(おきひ・おきごえ)』です。
植木鉢やプランターの、土の上に置くだけです。
置くだけなので、置肥と呼ばれています。
置き肥のそれぞれの説明書には、植木鉢のサイズごとの、『個数』が記載されています。
以下、使用した事のある置き肥です。
薔薇を最初に育てた時に使いました。
室内の観葉植物に使いました。
プランターで、トマトを育てた時に使いました。
こちらはブルーベリー用です。
きゅうりの肥料も、粒が小さいですが、土の上に置くだけです。
置き肥は、植木鉢の『端』に置きます。
植物は伸ばした根の先から、肥料を吸収するからです。
植物の育ちが悪くなってきたり、置き肥の形が崩れてきたら、新しく交換します。
その時に、古い肥料は撤去します。
4-緩効性肥料(かんこうせいひりょう)
水やりの度に『水に少しずつ溶け出す』肥料の事を、『緩効性肥料(かんこうせいひりょう)』と言います。
緩効性肥料は、通常は植え付けの時の土に混ぜます。
ホームセンターなどで、花用の土などを購入すると、『元肥入り・肥料入り』などと記載されています。
この場合は、更には肥料は入れません。
植え付けの土に、最初に入れる肥料を『元肥(もとひ・ともごえ)』といいます。
2ヶ月くらいすると、元肥が切れてくるので、そのときに追肥に使います。
追加で肥料を与える事を、『追肥(ついひ・おいごえ)』と言います。
緩効性肥料の追肥は、土の上に規定量をばらまき、表面の土と少し混ぜておくだけです。
粒の大きさも色々あって、当時迷いましたが、『大きさ=肥料の効果がある期間』です。
よく使ったのは『中粒』で、一般的には2ヶ月おき程度で与えます。
中粒の場合、ポトスのような観葉植物では『4号の植木鉢』では『5グラムの肥料』を与えます。
コンビニでいただいた、長さ16センチのスプーンです。
いわゆる大さじです。
『口きり1杯』で『10グラム』ほどありました。
カレースプーンなどの大さじ一杯で、10グラム位という事ですね。
5グラムですと、小さじ1杯ていどです。
5-液体肥料(えきたいひりょう)=液肥(えきひ)
液体肥料は水で薄めて、ジョーロなどで、土に与えます。
葉にスプレーなどで、『葉面散布』する肥料もあります。
こちらは薔薇専用の液体肥料です。
ホームセンターによく売っている、液体肥料です。
『液肥の与え方』は、いったん普通に水やりをして、水を行き渡らせた後、改めて水で薄めた液肥を与えます。
自分のジョーロの水量が分からない場合は、ペットボトルの水が何杯入るか、入れてみると分かります。
ペットボトル用のハスロをつけて、少量だけ使う方法もあります。
6-希釈率とはだいたいどのくらい?
『希釈(きしゃく)』するとは、液肥の場合、水で薄める事です。
農薬の場合は正確に薄めなければいけませんが、液肥の場合は、そこまで正確でなくても大丈夫です。
通常は付属のキャップで、原液の量を計ります。
観葉植物ですと、『500倍』に希釈して使います。
10リットルの水に、付属のキャップ1杯の原液を入れます。
2リットルのペットボトルですと、キャップ5分の1杯です。
計量する道具が必要な、液肥もあります。
私は、最近はプラスチック製の、スポイトをよく使っています。
道具が無い場合は、やはりスプーンが使用できます。
『10ミリリットル』は、カレーなど用の大きいスプーンで、1杯分ほどです。
小さじですと、その半分の5ミリリットルです。
液肥はよく『2週間に一度』とありますが、水で2倍に薄めて、一週間に一度でも大丈夫です。
ちなみに、濃い液肥は『根焼け』の原因になりますので、『迷ったら薄め』にしておきます
7-『根焼け(ねやけ)』や『根腐れ(ねぐされ)』の原因
肥料をひんぱんに与えすぎたり、濃い肥料を与えたりすると、根が焼けてしまう、『根焼け(ねやけ)』という状態になってしまいます。
『肥料焼け』などとも言います。
根焼けを起こすと、根が黒く変色して、根としての役割がはたせなくなります。
焼けた根は、元には戻りません。
根の全体が焼けていなければ、新しい根が、生えてくる事もあります。
しかし、弱い植物は枯れてしまう事も多いです。
『根の量=植物の体力』なので、気をつけなければいけないポイントです。
根焼けまでしなくても、肥料が多すぎて『ツルぼけ』という状態になる事もあります。
ツルぼけになると、葉ばかり生い茂り、濃すぎる緑色や太すぎる茎など弊害が出ます。
花が咲かなかったり、実が生らなかったりという状態になってしまいます。
何よりも、軟弱に育つので、良い事は何もありません。
肥料が多いと、害虫も寄ってきます。
植物の状態を観察して、『寒くない成長期なのに、最近なんだか育たなくなった』と感じてから、与える状態で大丈夫です。
→屋外の場合は、根をコガネムシに食害されている事もあります。
同じく、根が原因です。
水やりのしすぎでも、根はダメージを受けます。
根ぐされという状態です。
根ぐされは、水やりのしすぎでもなりますが、植木鉢が大きすぎてもなります。
『植木鉢が大きい=土の量が多い=水やりの水が、なかなか乾かない』→根が呼吸ができなくて、溺れた状態です。
植木鉢は根鉢よりも、ひとまわり~ふたまわり大きいサイズを選びます。
8-『冬』は肥料を与えない
成長がゆっくりの『寒くなった時期』は、肥料は与えません。
少し乾かしぎみの、水やりだけにします。
成長しない時は、肥料も消費しないので、そこに肥料を与え続けると、土の中で肥料が濃くなってしまいます。
同じく、根焼けを起こします。
初春に与える堆肥(たいひ)は、天然の物なので、分解されて肥料の材料になるまで、時間差があります。
ここで紹介した即効性の肥料とは、違う物なので、注意が必要です。
植え替え直後や、弱っている時は、やはり水やりのみで、肥料は与えません。
今回使用した道具
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- 薔薇専用置肥:通販
- トマトの肥料:通販
- アルゴフラッシュ バラ用液肥:通販
- ハイポネックス原液:通販
- プロミックス観葉植物用:ホームセンター
- 実たわわブルーベリー実る肥料:ホームセンター
- キュウリの肥料:ホームセンター
- 緩効性肥料マグァンプK:通販
- ペットボトル用ハスロ:100均
- スポイト:ホームセンター
- スプーン
- ジョーロ
- ペットボトル