夏の花壇におすすめ猛暑に強いキバナコスモス種まき~開花の栽培記録

Pocket

猛暑の『夏の庭』にお花が欲しいです。

暑さに負けず咲き続ける、オレンジ蛍光色の『キバナコスモス』。
丈夫で育てやすい『夏におすすめの花』です。

コスモスには、同じ種族ですが違う種の『秋桜(コスモス)』もあります。

こちらもジフィーポットで種まきをしてみました。

キバナコスモスと秋桜(コスモス)の、種まき~開花までの栽培記録です。

目次

1-キバナコスモスの育て方

キバナコスモスの画像

真夏の『猛暑』に負けずに咲き続ける、明るいオレンジの花の『キバナコスモス』。

『日当たり』と『水はけ』の良い場所で育てます。

土質もあまり選ばず、肥料もほとんど必要ありません。

丈夫で育てやすい一年草です。

寒さに弱く、発芽温度が高いので、暖かくなってから種まきをします。

種まきの時期は4月~7月です。
少しずつ時期をずらして種まきをすると、長く花が楽しめます。

花が咲くのは6月~10月ごろです。

ページ上↑

ページ下↓

2-『種まき』のやり方

キバナコスモスの種の画像
キバナコスモスの種

細長い『キバナコスモス』の種です。

キバナコスモスとツマグロヒョウモンの画像

夏の空に映える、濃いオレンジの花です。
丈夫で、ほぼ放任でも元気に咲き続けます。

今回は種まき用の『セルボックス』に、種をまく事にします。

セルボックスの画像

セルボックスは、『種まき専用のセルトレイ』の大きいサイズです。

キバナコスモスは植え替えが苦手ですので、大きめのサイズにしました。

4月~7月頃まで『数回に分けて種まき』をすると、寒くなるまで花を長く楽しめます。

発芽温度は20度~25度です。

今回は早春ですが、暖かい時期でしたら『花壇に直まき』の方が簡単です。

バーミキュライトの土の画像
ダイソー バーミキュライト

土は今回は『バーミキュライト』を使用します。

挿し木用の土の画像
花ごころ さし芽種まきの土

種まき専用の土も便利です。

キバナコスモスの画像

トレーに乗せたセルボックスに、土を入れます。

土はたっぷりの水で、事前に湿らせておきます。

シューズボックスの画像
ダイソー シューズボックス

トレーはシューズボックスのフタを使いました。
浅いトレーでしたら、何でも大丈夫です。

バーミキュライトはサラサラした土です。

セルボックスを持ち上げてしまうと、底の穴から土が下にこぼれ落ちてしまいますので、注意が必要です。

ジョーロの画像

土は水やりを繰り返す事によって、だんだん固まってきます。

キバナコスモスの種の画像

ひとつのボックスに、2~3粒ずつ種をまきます。

キバナコスモスの画像

まいた種の上に、土を軽くかけます。
『種がなんとか隠れる程度に薄く』かけました。

霧吹きの画像

さらに霧吹きで水やりをします。

発芽するまでは、直射日光のあたらない、明るい場所に置きます。

トレーに水をためて、芽が出るまで乾燥させないようにします。

ページ上↑

ページ下↓

3-『水やり』の仕方

キバナコスモスの芽の画像

種まきから4日めです。
発芽しました。

芽が出そろったら、風通しと日当たりの良い場所で管理します。

新芽の画像

光が少ないと『徒長(とちょう)』と言って、茎がひょろひょろと細長くなってしまいます。

徒長すると頭でっかちになり、苗が倒れてしまいます。

発芽したら水やりの仕方を変えます。

ハスロを付けたジョーロで、芽の上をまたぐように、ざっと水やりをします。
水やり後にトレーの水も捨てます。

朝あげた水が、夕方にはだいたい乾いているように調整します。

水のあげすぎでも徒長します。

ページ上↑

ページ下↓

4-『間引き』のやり方

キバナコスモスの画像

発芽した芽の『葉どうしの先が重なってきたら』間引きを開始します。

植え替えまでに『間引き』を数回行い、『ひとつのボックスに、芽がひとつになるように』します。

間引きとは育ちのいい方の芽を残して、他を摘み取る事です。

間引きをする芽の基準です
・葉と葉の間の茎が長い(徒長)
・茎が細い、まがっている
・葉の色が薄い
・葉の形がおかしい
・葉に虫食いがある
・発芽が極端に遅い
などです。

新芽の画像

茎が太く短くて、がっしりした芽を残します。

ページ上↑

ページ下↓

5-『定植(植えつけ)』の仕方

キバナコスモスの画像

キバナコスモスは『直根性(ちょっこんせい)』と言う、根が枝分かれしない種類の植物です。

植え替えの時に根を傷つけると、枯れてしまいます。

苗がごく小さなうちに、植え替えるのがコツです。
植え替えの時も、なるべく根を触らないようにします。

キバナコスモスの画像

最初の双葉(ふたば)の次に、本葉(ほんば)と呼ばれる葉が出てきます。

本葉が2~3枚になったら、なるべく早く植え替えます。

定植は『日当たり』と『水はけ』がいい場所が向いています。

定植の一週間ほど前に土をよく耕して、雑草の根も丁寧に取り除きます。

水はけが良ければ、土質はあまり選びません。

背が高いので、花壇の奥側に植えると奥行きが出てきれいです。

尚、花壇に種を直接まく『直播き』の場合も、同様の場所に種をまきます。

キバナコスモスの画像

雑草防止に敷いた、防草シートの一部に穴をあけて定植しました。

株と株の間は、20~25センチほどあけます。

根が張るまでの1週間から10日ほどは、毎朝水やりをします。

水やりはハスロを付けたジョーロで、根元にそっと与えます。

特に苗が小さなうちは、水の跳ね返りで病気になりやすいので注意します。

土の画像
カインズ 花の土

植木鉢に植える場合は、花用の培養土が使えます。

土はいずれも『水はけ』を重視します。

植木鉢の画像
ダイソー 菊鉢9号

根のまわりが早いので、大きめの植木鉢を使います。

ページ上↑

ページ下↓

6-『肥料』の与え方

地植えの場合、根付いたら水やりはほとんど必要ありません。
やや乾燥ぎみに育てます。

植木鉢の場合は、『土が乾燥するのを確認したら』たっぷり水やりをします。

たっぷりの基準は、植木鉢の底から『水があふれ出てくるまで』です。

肥料はよほど土地が痩せていない限り、必要ありません。
肥料をあげすぎると茂りすぎますので注意します。

キバナコスモスの画像

後から肥料を足す事は簡単なので、様子をみて追肥をする程度にします。

植木鉢の場合も、2週間に一度ほど『液体肥料』を与えるか、ひと月に一度ほど置くタイプの『置き肥』を少なめに与える程度にします。

キバナコスモスは2株以上育てると、種ができます。

一年草で冬には枯れますので毎年、種を取って育てます。

こぼれ種でも増えますので、増やしたくない場合は一株にします。

キバナコスモスの画像

種まきから3ヶ月、ひとつめの花が咲きました。

キバナコスモスの画像

一度咲き出すと、どんどん開花します。

ページ上↑

ページ下↓

7-『花がら摘み』のやり方

キバナコスモスの画像

花が終わってきたら『花がら摘み』をします。

キバナコスモスの画像

咲き終わった花は、茎の根元から切り取ります。

キバナコスモスの画像

カットした部分から、新しいつぼみが出ています。

放っておくと種をつくる為に余分なエネルギーを使ってしまうので、花殻つみをした方が長く花を楽しめます。

キバナコスモスの画像

満開になると見応えがあります。

ページ上↑

ページ下↓

8-秋桜(コスモス)を『ジフィーポット』で種まき

同じコスモスの仲間の『秋桜(コスモス)』の種まきもしました。

とても丈夫で初心者も育てやすく、霜が降りる頃まで次々と咲き続けてくれます。

秋桜の種の画像
コスモスの種

キバナコスモスと同じく、寒くなると枯れる一年草です。

秋桜の種の画像

秋桜の種も、大きめの細長い形をしています。

種まきの時期も、キバナコスモスと同じです。

ジフィーポットの画像
サカタのタネ ジフィーポット 丸型8センチ30個入り

コスモスは植え替えが苦手なので、負担の少ない『ジフィーポット』に種まきをしてみます。

植える場所が確保できていれば、直まきが一番楽です。

バーミキュライトの土の画像
ダイソー バーミキュライト

種まきの土は、今回は『バーミキュライト』を使います。

赤玉土の画像

他には小粒の赤玉土や、種まき専用の土なども使えます。

ジフィーポットの画像

トレーに乗せた『ジフィーポット』に、土を入れます。

ジフィーポットの画像

種まきの土は、あらかじめ水で湿らせておきます。

ジフィーポットの画像

偏らないように、数粒ずつ種をまきました。

ジフィーポットの画像

薄く土をかけて、発芽するまで『毎朝』たっぷり水やりをします。

種まきの管理は、キバナコスモスと同じです。

ページ上↑

ページ下↓

9-コスモスの背丈を低く育てる方法

今回は秋桜の種まきを、8月に入ってから行いました。

『キバナコスモス』も『秋桜(コスモス)』も、遅くまくほど背丈が低く育ちます。

コスモスは春にまいた種が夏に開花し、夏にまいた種が秋に咲きます。

フレンチマリーゴールドの画像

本葉が6枚~8枚位になったら、摘芯をする事でも小さく育てられます。
背丈が抑えられて、わき芽が伸びてきます。

『伸びている芽の先端』をつまむ事を『摘心(てきしん)』と言います。

秋桜の画像

種まきから4日めです。
発芽しました。

秋桜の画像

発芽したらすぐに、『日当たり』と『風通し』の良い場所に移動させます。

水やりの管理も、キバナコスモスと同じです。

秋桜の画像

発芽から一週間がたちました。
本葉が生えてきました。

秋桜の画像

さらに10日後です。
だいぶ育ってきました。

コスモスの画像

種まきから約1ヶ月がたちました。

大きめの植木鉢か、地面に定植します。

コスモスの画像

『日当たり』と『風通し』が良い場所を選んで、事前に土を耕しておきました。
ジフィーポットはそのまま植え付けができます。

コスモスの画像

まだ背が低いので、しばらくの間はマルチングをします。
土の上を何かでおおって、雨のはね返りなどを防止する事を『マルチング』と言います。

『水やり』や『雨』などのはね返りで、葉に土が付くと病気の原因になります。

植え付けをしたら、一度たっぷりと水やりをします。
その後『一週間ほど』は乾燥に気をつけますが、その後は『乾燥ぎみ』に育てます。

コスモスの画像

定植から23日めです。
小さな花が咲き始めました。

コスモスの画像

その後一週間がたちました。

気温により3ヶ月ほどかかる場合もありますが、だいたい種まきから2ヶ月ほどで花が咲きます。

ページ上↑

ページ下↓

チャイブの画像

→薔薇のコンパニオンプランツ【チャイブ】種まき~開花までの栽培記録

今回使用した道具

  • キバナコスモスと秋桜(コスモス)の種:通販
  • ジフィーポット・サカタのタネ丸型8センチ30個入り:通販
  • 不織布防草シート深緑色:通販
  • セルボックス:ホームセンター
  • バーミキュライト:100均
  • トレー:100均のシューズボックス
  • 使い捨てスプーン
  • 霧吹きスプレー
  • ジョーロ
  • ャベル

ページ上↑

賃貸でもおしゃれにしたい!築40年の賃貸一軒家を住みやすくDIY

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です