ビオラをたくさん育てたい【秋の種まき】初心者も簡単プランター栽培

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ビオラやパンジーは、涼しくなってきた『秋に種まき』をします。

丈夫で手が掛からず、初心者でも育てやすい植物です。

ビオラの種まきをして、プランターで育てました。

種まきから育てると、たくさんのビオラを楽しむ事ができます。

秋に種まきをしてから年末に開花し、お手入れで切り戻し、翌年の春に満開になるまでの栽培記録です。

目次

1-ビオラやパンジーの『種まき』のやり方

ビオラの種の画像
タキイ種苗 ビオラF1 ソルベバナナクリーム

ビオラの種、『ソルベバナナクリーム』です。

ビオラとパンジーは、同じ仲間の植物です。

花が大型のものをパンジー、小型の花をビオラと呼んでいました。

しかし、今では品種がたくさんあり、見分けが難しくなっています。

ビオラの種の画像

ビオラの種は細かいです。

発芽温度は20度ほどなので、関東の暖地では9月頃に種まきをします。

ジフィーポットの画像
サカタのタネ ジフィーポット 丸型8センチ30個入り

今回は、ジフィーポットに種まきをしました。
容器のまま植え付けができる、種まき用の入れ物です。

他には底にカッターなどで、水抜き用の切れ込みを入れた、卵パックなどでも代用ができます。

ビオラはたいへん丈夫ですので、植える場所が決まっていれば、地面に直接種まきも可能です。

シューズボックスの画像
ダイソーのシューズボックス

トレーは『シューズボックスのフタ』を使いました。
浅いトレーでしたら、何でも大丈夫です。

ジフィーポットの画像

あらかじめ湿らせた土を、ジフィーポットに入れていきます。

バーミキュライトの土の画像
ダイソー バーミキュライト

土は今回は、バーミキュライトを使用しました。

挿し木用の土の画像
花ごころ さし芽種まきの土

小粒の赤玉土や、種まき用の土なども使えます。

ジフィーポットの画像

ひとつのポットに2~3粒ずつ、種まきをしました。
なるべく重ならないように、気をつけます。

ジフィーポットの画像

種がかくれる程度に、薄く土をかぶせます。

その後、細かい種が流れないように気をつけながら、水やりをします。

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2-種まきの『水やり』の仕方と『置き場所』

種まきをした土は、発芽するまでは、絶対に乾燥させないようにします。
乾燥すると、発芽しません。

ジョーロの画像

水やりは『毎朝』します。
水やりでトレーにたまった水は、捨てないようにします。

置き場所は直射日光の当たらない、明るい場所です。

ビオラの画像

12日め、ビオラが発芽しました。

発芽したら水やりの仕方を変えます。

毎朝水やりはしますが、トレーの水は捨てて『夕方までには土がだいたい乾いている』ようにします。

置き場所も『風通しの良い日なた』に移動します。

すぐに日光に当てなかったり、水やりの水が、夜になっても多すぎたりすると、『徒長』してしまいます。

新芽の画像

茎がひょろひょろと、細長く伸びてしまう事を『徒長(とちょう)』と言います。

徒長した苗は頭でっかちで倒れやすく、病害虫にも弱いので、注意をするポイントです。

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3-種まきの『間引き』のやり方

ビオラの画像

発芽して9日めです。

ビオラの画像

さらに10日がたちました。

ビオラの画像

発芽から24日めです。
葉が重なってきました。

ビオラの画像

重なった部分を、間引きしました。

成長の良い芽を残して、もう一方の芽をつみ取る事を、『間引き(まびき)』と言います。

間引きをする芽の基準は
・茎が細長い
・茎が曲がっている
・葉の色が薄い
・葉の形がおかしい
・葉に虫食いがある
などです。

ビオラは丈夫なので、どちらの芽も同じような事が多いです。

その場合は、芽と芽の距離が空くように、バランスをとって間引きます。

コキアの画像

指先でつまんで取りますが、難しい場合は、小さなハサミでカットします。
ハサミは消毒した物を使います。

間引きは、隣りあう『葉と葉が、重なった』タイミングで行います。

最終的に、ひとつのジフィーポットに、苗がひとつになるまで繰り返します。

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4-ビオラの『肥料』の与え方

ビオラの画像

発芽から44日め。
本葉がだいぶ展開してきました。

最初の『双葉(ふたば)』の次に生えてくる葉を、『本葉(ほんば)』と言います。

肥料の画像
ハイポネックス原液 800ml

本葉が出たら、薄めの液体肥料を与えます。
量は通常の半分以下です。

通常500ミリリットルのペットボトルで、キャップ20分の1杯です。
その半分ですと、本当にわずかで、ひとたらし程です。

肥料は迷ったら、薄めに与えて様子を見ます。
後で追加をするのは簡単ですが、除去をするのは困難だからです。

肥料が多いと虫がつきやすかったり、小さな苗は枯れてしまったりします。

液肥(=液体肥料)を与える方法は、まずたっぷりと水やりをします。

水やりの水が浸透してから、改めて与えます。

ビオラの画像

葉が重なっていますので、さらに間引きをしました。

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5-植木鉢へ『植え替える』方法

ビオラの画像

発芽から2ヶ月がたちました。

ビオラの画像

本葉が5~6枚になりました。
鉢上げをしたいと思います。

植木鉢の画像
ダイソー 植木鉢 丸深型6号

初めて植木鉢に植える事を、『鉢上げ(はちあげ)』と言います。

植木鉢の画像

植木鉢に鉢底石を入れます。
後々の管理が楽なように、ネットに入れてあります。

みかんや玉ねぎが入っているネットと同じ物です。

排水口ネットの画像
ダイソー 排水口ネット 40サイズ

他には排水口ネットなども使えます。

植木鉢の画像

鉢底石の上に、半分ほど土を入れます。

土の画像
カインズ 花の土

土は花用の土を使用しました。

ビオラの画像

ジフィーポットの土の高さが、最終的に植木鉢に入れる土の高さになるように調整します。

ビオラの画像

余分なジフィーポットをカットします。

ビオラの画像

苗の周りに土をいれます。
まわりの土を手のひらで軽く押さえて、苗を安定させます。

最後にたっぷりと、水やりをしました。

植木鉢の画像

植木鉢に植える場合は、土の位置をフチから少し下げます。

ウォータースペースと言って、水やりの時にわずかの間、水がたまる場所になります。

プランターに植える場合は、株間を10センチほど開けて、植え付けます。

植物の苗の事を『株(かぶ)』と呼びます。
植え付けた『株と株の距離』の事を、『株間(かぶま)』と言います。

通常、植え替えてから3~4日は、毎朝水やりをしながら、明るい日陰で休ませます。
そしてその後は『日当たり』の良い場所で育てます。

今回はジフィーポットで、既に根が張っていますので、すぐに日なたで育てました。

鉢上げ後の水やりは、植木鉢の土が乾いたら、たっぷりと与えるようにします。

たっぷりの基準は、『植木鉢の底から水があふれ出てくるまで』です。

ビオラの画像

つぼみがつき始めました。

ビオラの画像

2週間後、花が咲き始めました。
種まきが早ければ、年末までには開花します。

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6-ビオラの『花殻摘み』お手入れ方法

ビオラの画像

ビオラは咲き始めると、次々に花が咲き続けます。

ビオラの画像

花が咲いて少しすると、まわりが痛んできます。

ビオラの画像

痛んだ花の付け根の葉に、新芽が出ています。

ビオラの画像

新芽は摘み取らないように、新芽の1センチほど上で切ります。
指先で簡単につみ取れます。

ビオラの画像

花殻つみをする事によって、次の花がたくさん咲きます。

花は翌年の梅雨前くらいまで、長く楽しめます。

花の画像

翌年の春、庭が花たちで、いっぱいになりました。

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スイートアリッサムの画像

→スイートアリッサム【秋の種まきと育て方】夏越しするスーパーアリッサム栽培記録

今回使用した道具

  • ビオラの種:タキイ種苗 ビオラF1 ソルベバナナクリーム→通販
  • ジフィーポット:サカタのタネ丸型8センチ→通販
  • ハイポネックス液体肥料→通販
  • ネット→通販
  • トレー:シューズボックス→100均
  • バーミキュライト→100均
  • 鉢底石→100均
  • 植木鉢→100均
  • 花用培養土→ホームセンター
  • 使い捨てスプーン
  • シャベル
  • ジョーロ
  • ハサミ

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