キッチンに『ちょっとした作業台』があると便利です。
古いオーブントースター用の家具を『リメイク』して、キャスター付きの『キッチンワゴン』を作ってみました。
目次
- 家具の再利用で『キッチンワゴン』を作成
- キッチンワゴンの使いやすい『高さ』
- 中間に棚を取り付ける
- 補強の板を取り付ける
- キャスターを取り付ける
- 白木は『ニス』では濃い茶色に塗装できない
- リペアテープを取り付ける
- 補強の為の再塗装
- かごを設置する
- 今回使用した道具
1-家具の再利用で『キッチンワゴン』を作成
オーブントースターの台に使用していた家具です。
その昔ホームセンターで購入しました。
横長のカラーボックスみたいな感じの物です。
かなり使い込んでいるので、特に天板部分がひどく痛んでいます。
今回はこの天板以外を『再利用』して、キッチンワゴンを作りたいと思います。
2-キッチンワゴンの使いやすい『高さ』
キッチンの主は『背の低い』母です。
キッチンワゴンは、母が使いやすい高さにします。
高さは、あとから付ける『キャスター』の高さ6センチと、『天板』の2センチの厚みを引いて考えます。
本体の高さは53センチ にしますので、『53-8=45センチ』ですね。
身長150センチ程の小柄な母が横に立って、ちょうど手を曲げずに置ける高さです。
ちなみに私には低すぎます。
再利用の台をカットしました。
上部分は処分します。
他の端材を『天板のサイズ』にカットします。
同じ茶色の物を使います。
天板をビスで取り付けたら、裏返しにしてみました。
天板は端材ですので、裏側は白です。
通常の使用で『裏返し』にする事はありませんので、気にせずこのまま使用します。
底部分に『補強の板』が取り付けてあったのですが、痛んでいたので取り外します。
ハンマーで横向きにたたいて取りました。
底板をいったん取りはずし、今度は一番下端にあわせて、ビスで取り付けます。
『四角い枠』を作るイメージです。
ビスはいったん『キリ』で穴を開けてから取り付けると、失敗しづらいです。
3-中間に棚を取り付ける
『四角い枠』ができました。
取り外しておいた『中間の棚板』を、また取り付けます。
『棚の高さ』を決める為に、調味料を置いてみます。
調味料の中で、『一番背が高い物』を基準にします。
傾けて自然に取れるように、少し余裕を持たせます。
ちなみに『うちのり』を35センチにしました。
高さが決まったら、脇側にキリで穴を開けてから、ビスを取り付けます。
中間棚の取り付けができました。
でも底部分の、補強の板を取り外していますので、少しぐらつきます。
調味料のストッパーも兼ねて補強材を取り付けます。
4-補強の板を取り付ける
先ほど取り外した、補強の板です。
割れていますので、再利用は無理です。
しかし、長さはちょうどいいので、このままスケールがわりに使用します。
今の補強材を当てて、新しい板に2本分の線を引きました。
それをノコギリで切り出しました。
下部分にビスで取り付けます。
左右につけました。
【追記】
補強の板は、一番下部分に取り付けました。
何センチか上に取り付けた方が、ゴミがたまらずに、お掃除がしやすいようです。
5-キャスターを取り付ける
キッチンワゴンの底部分に、『キャスター』を取り付けます。
100均のキャスターを使ってみます。
ビスを付ける部分に、キリで穴を開けます。
キャスターにビスは付属されています。
しかし、補強の板をつけた部分は、長いビスでも取り付けが可能です。
その場所の『1本だけ長いビス』にして、キャスターが外れにくくしました。
母がよく手をつくので、安全の為に、キャスターは6個付けました。
6-白木は『ニス』では濃い茶色に塗装できない
次に『白木』の部分に、茶色の色を付けます。
食器棚のリメイクにも使用した、茶色のニスです。
→素人でもできた!キズだらけの食器棚を再塗装&100均材料でおしゃれにリメイク
使いやすかったので、今回もこちらを使用してみます。
トレーは再利用の、お刺身のトレーを使います。
魚や野菜のトレーでも大丈夫です。
下の補強材の部分と、サイドの白木が露出している部分を塗ります。
このニスは速乾性ですので、素早く仕上げないといけません。
でもその分早く渇きます。
屋内の場合は、換気扇を回します。
乾いたらまた塗り、数回重ね塗りをしました。
でも元々茶色の、化粧ベニアが貼ってある部分とは、明らかに異質です。
白木の場合は、ステインなどで一度色を付ける必要があります。
7-リペアテープを取り付ける
方針を変更して、100均の『リペアテープ』を貼ることにします。
毎日使用する場所ですので、リペアテープの粘着力だけでは、剥がれてしまうと思います。
『強力両面テープ』を併用します。
リペアテープは板の厚みより若干細めです。
いつもはこの数倍の幅の、リペアテープが売っていたのですが、あいにく売り切れでした。
仕方がありませんので、細いリペアテープを並べて貼っていきます。
待てるのであれば、太いリペアテープを待った方が楽でしょう。
補強の板部分の『表面』に、両面テープを貼ります。
こちらは補強の板の内側(キッチンワゴンの内部側)です。
1本めの上に、並べて貼っていきます。
補強の板の外側表面と、その裏側になる内面をまず貼ります。
それぞれのリペアテープの上が余るので、折り返します。
その上から抑えるように、細いリペアテープを貼ります。
ダンボールの上フタを閉める感じです。
できました。
内部側の溝の上から、リペアテープを貼って隠していきます。
その隣の穴も隠します。
余ったリペアテープを『丸く』ハサミで切って、他の単独の穴も貼って隠します。
8-補強の為の再塗装
こちらをさらに、先ほどのニスで塗装していきます。
元々の艶のある化粧ベニアと、艶のないリペアテープの色をなじませるためです。
また、皮膜のあるニスですので、プライマー代わりになり、表面の補強になります。
まず、天板の真上に手を当てて押さえながら、サイドを木目に沿って塗っていきます。
次に内部を塗ります。
最後に手を当てていた真上部分を塗って終わりです。
『キッチンワゴン』が完成しました。
9-かごを設置する
中間の棚の部分に、小物入れ用のかごを置きます。
100均のかごです。
茶色もありますが、白をセレクトしてコンビカラーにしました。
出来上がりました。
お醤油やみりんなど、調味料が『作業動線』に置けて便利です。
上のカゴには、インスタントのおみそ汁やツナ缶などを入れます。
『家事導線』が良くなると、料理が楽です。
おそろいの『サイドテーブル』も作りました!
10-今回使用した道具
- 木材:再利用
- キャスター:100均
- ハケ:100均
- カゴ:100均
- リペアテープ:100均
- 両面テープ:ホームセンター
- 水性ニス(和信ペイント 水性
- レタンニス):ホームセンター
- トレー
- ビス
- ドライバー
- ハンマー
- ノコギリ
- スケール
- キリ
- ハサミ
- カッター
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