和室の『障子』がすぐに破れます。
破れない障子にしたいです。
『賃貸』ですので『現状回復』ができる範囲で、DIYできる物がいいです。
塩ビの『テーブルクロス』を、『両面テープ』で貼ってみました。
防音・防寒効果も向上しました。
目次
- 1- 破れない『障子』にしたい
- 2-『テーブルクロス』を障子紙の代用にする
- 3-『両面テープ』で取り付ける
- 4- 塩ビテーブルクロスの貼り方
- 5- タッカーで補強する方法
- 6-『テーブルクロス』と『気密テープ』の『防音効果』と『防寒効果』
- 今回使用した道具
1-破れない『障子』にしたい
賃貸の和室の畳に、『クッションフロア』をDIYで敷きました。
一見きれいに見えますが、『障子』が何カ所も破れています。
100均の『お花の障子用シール』ではふさぎきれず、装飾用の白いマスキングテープも使っています。
あちこち破れていますが、『猫ちゃん』がいるわけではありません。
犯人は母です。
この障子を開けた縁側が、母のお気に入りの洗濯物干しスペースです。
(理由は洗濯機から一番近いから)
『あ、入っちゃった』とよく指を入れます。
ありえません(^-^;)
破れない障子にしたいです。
さらに、せっかく畳をクッションフロアにしたので、ただの障子紙では無い、おしゃれな感じにしたいです。
2-『テーブルクロス』を障子紙の代用にする
丈夫なプラスチック障子紙を使った事もあります。
しかし今回は、さらに丈夫な塩ビ素材の『テーブルクロス』を使いたいと思います。
ホームセンターで計り売りをしている、テーブルクロスを購入しました。
上の明り欄間(らんま)、掃き出し窓、腰高窓の分で、120センチ巾のテーブルクロスを6メートル購入しました。
『和洋折衷』の雰囲気の部屋に合うように、和紙風の花柄を選びました。
『カーテンの代わり』にもしたいので
◆手をかざしてみて透けない
◆白っぽくて明るい
◆なるべく厚地の塩ビ素材
という条件で選びました。
3-『両面テープ』で取り付ける
まず、今貼ってある障子紙をはがします。
はがしにくい場合は、障子はがし液が売っています。
私は水スプレーをしてはがしました。
貼り付けも取り外しも楽なように、『両面テープ』で貼り付けます。
障子の枠からはみ出ない、5ミリ幅の『両面テープ』です。
端から貼っていきます。
一方向を全て貼ったら、いったん剥離紙をはがします。
その上に別方向の両面テープを貼ります。
剥離紙は全てはがします。
4-塩ビテーブルクロスの貼り方
『テーブルクロス』は、シワがあるとキレイに貼れません。
『表面を外側』にして、シワが入らないように、しっかり固く巻きます。
掃き出し窓の、広いサイズから貼っていきます。
万が一長さが足らなくなった場合、広い面はつぎはぎをすると目立つからです。
ちなみに上の明り欄間(らんま)の狭いサイズは、脇の余ったテーブルクロスを使う予定です。
縦横の柄を揃えないといけない場合、もう少し長さが必要です。
テーブルクロスは両面テープの位置よりも、少し余裕をもって置きます。
その後の下方向に影響しますので、置く時に『曲がらないように』注意します。
シワが入らないように押しつけながら、クルクルと下まで広げます。
テーブルクロスの『巻きがゆるい』と、貼り付け時にシワが入ってしまいます。
まず長さをカットします。
定規を当てて、カッターで切ります。
次に、周りの余分な部分を切ります。
一面が貼れました。
裏返して表面にした状態です。
透けませんし、採光も申し分ないです。
5-タッカーで補強する方法
強度を増すために、さらに『タッカー』で止めます。
タッカーは建築用の、大きなホチキスのような物です。
100均で手に入りますが、針は別売りでした。
強く押しつけないと針が浮きます。
タッカーの上に反対側の手を添えて、『体重をかけて』付けるとしっかり付けられます。
めくれにくくなりました。
外周と、中央の数カ所に針を打ちました。
腰高窓の方も貼れました。
6-『テーブルクロス』と『気密テープ』の『防音効果』と『防寒効果』
テーブルクロスにしたのには、もうひとつ目的があります。
『防音対策』をするためです。
古い家のためか、音漏れがひどいんです。
家の中の話し声が、ほぼ鮮明に聞こえます。
音漏れの原因は大きく2つあります。
空気の振動で伝わる音と、壁や床などの振動で伝わる音です。
我が家は一軒家ですので、空気を伝わる音漏れが多いはずです。
築40年の古い家ですので、窓のすき間をふさぐ事が有効です。
窓はサッシ窓ですので、障子を二重窓の代わりに使って、防音効果を上げたいと思います。
『すき間テープ』も使います。
2本が連結している、クッション風のタイプです。
『気密テープ』とも言います。
一本ずつに切り分けます。
強力な両面テープが付いていますが、我が家は『賃貸で現状回復』が必要です。
『はがせる両面テープ』を使います。
すき間テープの剥離紙をはがし、粘着面の上に『はがせる両面テープ』を貼ります。
両面テープの幅が太いので、縦半分に折り返します。
すき間テープの剥離紙を、いったん貼り戻しておきます。
まず障子の右側のすき間から貼っていきます。
手前に貼るのが簡単ですが、見た目を重視して奥側にすき間テープを貼ります。
外側からすき間ができないように、障子に押し付けてテープを貼るのが簡単です。
しかし今回は内側から貼ってみます。
割り箸に『柱の手前の空間 + 障子の幅』の記しをつけて、簡単なスケールを作ります。
割り箸を少しずつずらしながら、線を引く代わりにマスキングテープを貼ります。
しるしのマスキングテープギリギリに、すき間テープを貼ります。
時々障子を閉めながら、様子を見て調整します。
その後、マスキングテープをはがします。
左側にも貼ります。
すき間の幅がギリギリですが貼れました。
次に右側の障子と、左側の障子の重なり部分をふさぎます。
開けた時に見えないように、手前側の裏に貼り付けます。
手前側の障子枠をいったん取り外し、すき間テープを貼ると簡単です。
すき間がふさがりました。
やや開け閉めが引っかかりますが、何とかなる範囲です。
気密性が高まりましたので、冷暖房効果も向上しました。
防音効果ですが、劇的に音漏れしなくなったわけではありません。
ただ、だいぶ違うように感じます。
外から話し声が鮮明に聞こえる
→鮮明では無いが、何とか聞き取れる。
という感じです。
効果はテーブルクロスの『厚み』にも比例するそうです。
ただこれは確認できたわけではありません。
また障子部分だけでは無く、他方向のドアなどのすき間の『ふさぎ具合』にも左右されそうです。
防寒効果をあげるため、冬はテーブルクロスの裏側にプチプチを貼る予定です。
或いは厚手の透明テーブルクロスを、裏側にさらに重ねて貼っても有効だと思います。
防音効果もありそうです。
変更があれば追記します。
穴が空かなくなりました。
→賃貸の【押し入れ】大改造!おしゃれなカウンター付き収納庫にDIY
今回使用した道具
- 塩ビテーブルクロス(120センチ巾6メートル):ホームセンター
- 両面テープ3Mスコッチ5mm×20m:通販
- すき間テープ(OIYEEFO12m D タイプ, ブラウン):通販
- はがせる両面テープ(ニトムズ強力接着用 15mm×10m T3830):通販
- マスキングテープ:100均
- タッカー&タッカーの針:100均
- 水スプレー
- ハサミ
- カッター
- 差し金(金属製定規)
- スケール
- 濡れぞうきん
- バケツ