介護が必要な家族のために、DIYでトイレに『手すり』を自分で取り付けました。
女性ですし、道具もありませんが、何とか設置ができました。
目次
- 1- トイレに付ける『手すり』の種類
- 2- 壁の中の『柱の位置』の調べ方
- 3-『アンカー金具』を入れる基準
- 4- 手すりを取り付ける『高さ』
- 5- 手すりをビス止めする『コツ』
- 6- アンカー金具の取り付け方
- 今回使用した道具
1-トイレに付ける『手すり』の種類
DIYで、トイレに『手すり』を自分で取り付けました。
我が家は『賃貸』ですが、大家さんの許可は取ってあります。
通販で取り寄せた手すりです。
色は壁紙と同じ『白』を選びました。
トイレという事もあり、ツルッとした表面の、『拭き掃除』ができそうな物にしました。
今回は『介護用の手すり』ですので、『たてと横にL字型』に取り付けます。
もう一本は、トイレドア脇の『玄関』に付ける予定です。
2-壁の中の『柱の位置』の調べ方
『手すり』は、『壁の中の柱』の位置に取り付けなければいけません。
当然ですが壁の中なので、どこに柱があるかは分かりません。
柱の場所を調べる『専用の機械』もありますが、あいにく持っていません。
アナログ式で調べたいと思います。
壁を『ハンマーで軽くたたいて』、壁の中の柱の位置を調べます。
板のような軽い音がしますので、厚めのベニヤ板の上に、白の壁紙といったところでしょうか。
古い家に多い『化粧ベニヤ壁』のようです。
構造的には、柱と柱の間に格子のように木材が入っていて、その上にベニヤ板がはってあるはずです。
障子の格子の上に、障子紙がはってあるみたいな感じですね。
『軽い音』がする場所が『空洞』で、コンコンと『固い音』がする場所が『柱が入っている場所』です。
感覚的には太鼓のたたく場所の面と、周りの固いフチの音を思い出す感じです。
3-『アンカー金具』を入れる基準
柱がありそうな音がする場所に、細かく切った『マスキングテープ』を貼って、マーキングをしていきます。
根気よく貼り続けると、何本かの線状になります。
その線になった所が、柱の位置です。
なるべく柱に取り付けられればいいのですが、手すりですので、ちょうどいい高さに柱があるとはかぎりません。
下に柱がない場所は、『アンカー金具』を入れて固定します。
まず『たて側』から設置後、『横側』をつけていく事にします。
たて側も横側も、一方は柱がありましたので、その場所に『ビス』を取り付けます。
もう一方は、アンカー金具を入れる事にしました。
安全の為に取り付ける場所は、可能な限り『柱の位置』にします。
4-手すりを取り付ける『高さ』
手すりの高さは、床から73センチ位にしました。
便座の座る位置から、手すりまでの高さの距離は、23センチ~30センチ位がいいです。
我が家のウォシュレットを入れた便座の高さは40センチ位。
そこに実際に腰掛けてみて、ちょうどひじで支えられる高さ(ひじを上にあげないで)を、横棒の高さにしました。
ひじを上げると『肩の筋力が必要』です。
上げない位置ですと、『自然にひじが引っかかって』立ち上がれます。
また、手を自然に伸ばして『上の方を持てる位置』に、たて棒を設置しました。
手を曲げずに自然に伸ばした位置で、たて向きの手すりの『上の方』をつかめれば、立ち上がるのが楽です。
我が家は高めの身長が多いので、手すりはやや高めです。
5-手すりをビス止めする『コツ』
まず、上側からビスで固定します。
こちらは裏に柱があります。
固定する時に『最後まで固定しない』で、『ゆるみを残して』おきます。
きっちり固定してしまうと、反対側のビスが止めづらいです。
両方とも、『ややゆるめ』にビス止めして、それから両方を『しっかり固定』します。
6-アンカー金具の取り付け方
反対側に『アンカー金具』を取り付けます。
穴を開けるために『ドリル』があれば良かったのですが、ありません。
太めのネジを、3ヶ所か4ヶ所位入れて、それを外してから、ドライバーで穴をグリグリ大きくしました。
開けた穴に、アンカー金具を差し込みます。
アンカーには、壁の向こう側に落ちてしまわないように、ひもがついています。
コツがいりますが、何とかなりました。
ヒモを離さないように、アンカーを最後まで壁に押し込みます。
それからひもをこちら側に引っ張って、壁に密着させると、壁の向こう側で『金具の足が開きます』。
このアンカーの足が開く事によって、圧力を分散する仕組みですね。
アンカー金具のビス穴の位置を、壁の穴に合わせて、ビス止めをしました。
アンカー金具の方をしっかり固定したら、反対側の緩みも固定します。
しっかりビス止めしたら、カバーをはめます。
同じように、横向きの手すりも取り付けます。
しっかり取り付けができました。
→【トイレのデッドスペース有効活用】トイレットペーパーの棚をDIY
今回使用した道具
- トイレ用手すり:通販
- アンカー金具:今回は手すりの付属品
- マスキングテープ:100均
- 軍手
- スケール
- ドライバー
- ハンマー